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雛接村 (Nemuki+コミックス)

雛接村 (Nemuki+コミックス)

雛接村 (Nemuki+コミックス)

作家
志水アキ
出版社
朝日新聞出版
発売日
2019-03-20
ISBN
9784022142672
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「雛接村 (Nemuki+コミックス)」のおすすめレビュー

憎しみに生きる母親と、悲しい定めを背負った娘……。ホラーマンガ『雛接村』の結末に、涙する

『雛接村』(志水アキ/朝日新聞出版)

 人の心に生まれた怨念は死してもなお残り続け、関係する物や土地に宿ると言い伝えられている。肉体が消えても、その情念は存在し続けるのだ。『雛接村』(志水アキ/朝日新聞出版)は、そんな強い情念によって生まれた美しく、儚い少女の物語だ。

 美川大学廃墟部の男子学生・湊(みなと)は仲間たちと、とある山に撮影に訪れていた。急な土砂降りで下山できなくなった彼らは、地図にはない小さな村の屋敷で一晩を過ごすことを決める。宿を確保できて安心していた一同だったが、すぐにこの家の“違和感”に気付く。家主である神屋藤子(かみや・とうこ)の表情、季節外れなツギハギだらけの雛人形、骨や髪の毛が入った食事……。しかし、慌てて部屋を飛び出したときにはもう遅い。彼らは「雛接村(ひなつぎむら)」に足を踏み入れてしまったのだから。

 本作は1巻で完結する連作短編ホラー。廃墟部の遭難、調査に訪れた女子大生の失踪、儀式に巻き込まれる湊、村に伝わる因縁、そして結末と、複数のブロックに分かれながらオムニバスのように物語が展開されていく。

 第4話で目を覚まし…

2019/9/9

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雛接村 (Nemuki+コミックス) / 感想・レビュー

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あたびー

人が足を踏み入れぬ山奥にある雛接村。そこに迷い込んだものは二度と外へ出ることはかなわない。その訳は…ビジュアルが凄くて、これを文章で再現することなどできそうにもない。漫画の力というのをヒシヒシ感じる作品でした。子供は親とは別の人格であり、意思を尊重されるべきだという深いテーマもあります。

2021/05/30

小夜風

【所蔵】表紙がキレイなのと、試し読みがめっちゃ短かったから内容が気になって購入。面白かった。こういう話好きです。キレイな絵のホラーって良いなって思いました。

2019/04/26

歩月るな

人々はその村に招かれる――かのごとくな連作短編、と言う訳で話が進んで行く流れが奇妙ながら見事に清々しい。などと言うと筋バレなのかと思われやしないか心配しかけるが、こういう作品に癒しを感じるタイプの読者なので、なんのことはない、安心して身を委ねよう。映画一本見た位に満足できる、やはり志水先生の漫画は良く馴染む。君は人形なんかじゃない、この状況でそんなこと言ってあげられるでしょうか。高木さんかわいかったなぁ。そんな彼女もあの窶し方におかれながら霧子を慮る。戦闘にも参加する。彼女も紛れなく黄金の精神の持ち主。

2023/04/10

わち ⊱^>ω<^⊰ฅ

正直、1話のみでストレートなホラーとして完結してると思う。

2019/04/25

ジョン・ドゥ

その山村に迷い込んだら帰れない…でも、どんな所か皆知ってるw伝奇ホラーの、うさん臭さはそういう所だゾwとりあえずツギハギフェチには堪らない内容になっていますッ!?どうでも良いがこの本の煽り帯がスゴ過ぎるw初めて見たよこんな帯w

2021/04/04

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