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星の子

星の子

星の子

作家
今村夏子
出版社
朝日新聞出版
発売日
2017-06-07
ISBN
9784022514745
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「2018年本屋大賞」決定! 大賞は辻村深月『かがみの孤城』 10位まで発表!

 全国の書店員が選ぶ、いま一番売りたい本を決める「本屋大賞 2018」の受賞作が決定した。

 ノミネート作品10作品の中から大賞に選ばれたのは、辻村深月氏の『かがみの孤城』(ポプラ社)。  翻訳小説部門では『カラヴァル 深紅色の少女』(ステファニー・ガーバー:著、西本かおる:訳/キノブックス)が選ばれた。 ●2018年本屋大賞大賞受賞作 『かがみの孤城』(辻村深月/ポプラ社)

⇒辻村さんインタビューはこちら ⇒作品レビューを読む

●2位 『盤上の向日葵』(柚月裕子/中央公論新社)

⇒柚月裕子さん×ひふみんトークイベントはこちら

●3位 『屍人荘の殺人』(今村昌弘/東京創元社)

⇒作品レビューを読む

●4位 『たゆたえども沈まず』(原田マハ/幻冬舎)

●5位 『AX アックス』(伊坂幸太郎/KADOKAWA)

⇒作品レビューを読む

●6位 『騙し絵の牙』(塩田武士/KADOKAWA)

⇒関連ニュースはこちら

●7位 『星の子』(今村夏子/朝日新聞出版)

●8位 『崩れる脳を抱きしめて』(知念実希人/実業之日本社)

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●9位 『百貨の魔法』(村山早紀/ポ…

2018/4/10

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大賞はどの作品に!?「2018年 本屋大賞」ノミネート10作品発表!

 2018年1月18日(木)、全国の書店員が選んだ一番売りたい本「2018年本屋大賞」のノミネート作品が発表された。

 今年の「2018年本屋大賞」は全国の504書店、書店員665人の投票によりノミネート作品を選出。ノミネートされたのは以下の10作品。

■2018年本屋大賞ノミネート10作 (作品名五十音順) 『AX アックス』(伊坂幸太郎/KADOKAWA) 『かがみの孤城』(辻村深月/ポプラ社) 『キラキラ共和国』(小川糸/幻冬舎) 『崩れる脳を抱きしめて』(知念実希人/実業之日本社) 『屍人荘の殺人』(今村昌弘/東京創元社) 『騙し絵の牙』(塩田武士/KADOKAWA) 『たゆたえども沈まず』(原田マハ/幻冬舎) 『盤上の向日葵』(柚月裕子/中央公論新社) 『百貨の魔法』(村山早紀/ポプラ社) 『星の子』(今村夏子/朝日新聞出版)

 大賞発表は4月10日(火)。詳しくは公式サイトをチェックしてみよう。

■本屋大賞公式サイト:https://www.hontai.or.jp/

2018/1/18

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星の子 / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

家族小説である。ベストセラーになっているが、プロットにも人物造型にもとりわけインパクトがあるとは思えない。あるいはむしろ普通の家族が描かれるからこそ支持されているのかもしれない。両親も、語り手の「わたし」もごく普通である。もちろん、そうは言っても姉は家族からこぼれ落ちているし、両親はカルトめいた新興宗教に捉えられている。幾分かは覚めた視点を持ちつつも、わたしもまたその宗教の集会等には熱心に通っている。家も引っ越しが度重なるほどにどんどん小さくみすぼらしくなってゆく。そうしてみると、はた目にはこの家族は⇒

2020/10/17

産まれた時から未熟児で病弱だった主人公ちひろの為、謎の水をきっかけに宗教にハマった両親と、ちひろが出会う周囲の人の反応や友達の距離感等、最初読んだ時どう解釈して良いものか、読みやすくて短めでわかりやすいストーリーなのに何と感想書けば良いかわからない難しい作品だと思いました。ちひろの両親はただ娘の体の為に一所懸命、娘のことを大切に思っているという点では良い両親であるし家族愛としてこういう形はありではないか?周囲がどうあれ家族には家族しかわからない謎な習慣ってどこの家にも少しはあるのではないかと思いました。

2017/08/06

ウッディ

娘の原因不明の湿疹に効果のあった水をきっかけに、新興宗教にはまっていく両親。親戚と絶縁し、貧しくなっていく家庭、父と母の奇行。かなり悲惨な状況にも関わらず、主人公ちひろの強さ故か、鈍感さ故か、物語は淡々と進んでいく。素直に宗教の教えを信じ、幸せに暮らす両親というちひろの目線、理屈で説明できないことに盲目的に傾倒しているようにしか見えない姉の視線。親と同じ教えを信じ、仲良く暮らすことも幸せの一つの形なんだと思わせるラストシーンと自分の生き方に子供を巻き込むという親の責任について、考えさせられる読書でした。

2018/08/28

zero1

信じる者は救われる?この世界観は「あひる」や「こちらあみ子」の今村にしか描けない!ちひろは体が弱かったが、「金星のめぐみ」という水で完治。両親は喜び宗教に嵌り姉は家を出る。読みやすいし笑えるが、闇を描いてもいいんじゃないかと感じた。主人公の視点が弱く、結果としてカタルシスが不足。「普通とは何」というテーマは「コンビニ人間」に通じるか。もし今村が「描かない表現」を狙っているとしたら天才。本屋大賞18年7位。芥川賞候補。80年生まれと若い作家で才能は私を含め多くの人が認めている。今後の活躍に期待したい。

2019/06/06

抹茶モナカ

新興宗教にのめり込む両親に育てられた主人公ちひろの日々。平易な文章で、不穏な雰囲気を漂わせる今村夏子さんのいつもの感じ。歪んだ家族が流れ星を探して、夜空を3人で眺めるラスト・シーンは、歪んだ家族に何かが起こりそうな予感と、その歪みを赦す雰囲気に不思議な広がりを感じた。

2017/07/01

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