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その先の道に消える

その先の道に消える

その先の道に消える

作家
中村文則
出版社
朝日新聞出版
発売日
2018-10-05
ISBN
9784022515735
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その先の道に消える / 感想・レビュー

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starbro

中村 文則は、全作品読んでいる作家です。 https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11074106?sort=book_count&order=desc 本作は、著者に団 鬼六が憑依して書かせたような、神道緊縛官能幻想ミステリでした。芥川賞作家の先輩、村上 龍の跡を辿っている気もしますが、今後、著者はどういう方向に進んで行くのでしょうか?【読メエロ部】

2018/10/18

ケンイチミズバ

素晴らしいコメントを書いておられる皆様も何度か股間がカチンコチンになったはず。それほどではない作品でもコメントによって読みたいと思ってしまう。だから時々申し訳なく思うことがあります。コメントの独り歩きはアリです。刑事の独白に気持ちがザラザラした。本当は未解決事件など世の中にあふれている。容疑が固まった犯人をあえて泳がせ必死な様子をしばらく楽しむ。犯人を心理的に追い詰めて自殺に追い込んだことがある。本当にこんな刑事がいそうで怖い。いつもの暗部に引きずり込まれる中村文則作品です。あまりオススメではないので。

2018/10/12

Yoko Omoto

緊縛の世界に身を委ね漂う一人の女性。その存在と、神々しいまでの縄の世界に魅せられ、性的本能を絡め捕られた男たち。緊縛という行為が生む嗜虐、恍惚、快感が蔓延する世界で、虚無を抱え、理性と本能の狭間で上手く生きられない人間たちの姿。性的な描写を多用してはいるが、幼少期に触れる性がその後のパーソナルにどれ程影響するかということや、人は死ぬまで理性や常識という縄に縛られた生き物ではないのかという問い掛けが根底に見えるようだった。中村作品を読むたびに、罪を含めて生きることを肯定してもらえるような思いで満たされる。

2018/11/27

ゆのん

『虚無』とは生きる目的も意味も無い事。『無』から生み出される素晴らしい芸術などがあるが、一度『虚』という文字が付く事で生み出されゆく狂気。その狂気に引き寄せられる人達。『生』を求め足掻く事も出来ないほどの何がこれらの人達に起きたのか普通に暮らしている私には到底理解出来るはずもなく。露骨すぎる性描写には目を背けたくなるも、作者の鬼気迫る筆力に吸い込まれるように読み続けてしまう。絶望、無感覚、死への固執、信仰、左翼的思想と、共感度は0に近いのに一気に読まされてしまう。

2018/10/06

fwhd8325

前半、これまでになく中村ワールドが実にわかりやすいと感じていました。第二部に入ってから、何だかいつものように迷宮にはまったような、別世界にいるような感覚に陥ってしまった。だが、これが中村ワールドなのだ。この感覚が癖になる。人が破滅へと向かう道行。それでも悲観的一辺倒にはならず、どこかに光明が射している。いつものことながら、ご自身の後書きが救われます。

2019/01/08

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