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いまどきの老人

いまどきの老人

いまどきの老人

作家
柴田元幸
畔柳和代
出版社
朝日新聞社
発売日
1998-09-01
ISBN
9784022573018
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いまどきの老人 / 感想・レビュー

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らぱん

表紙の写真がいい。副題の“Don't Trust the Over 60's”にぴったりだ。“Don't trust anyone over thirty”と叫んだ若者は立派な老人になった。 8篇の中の老人たちはみな癖が強く面白い短編集だ。 鮮烈なのは切れ味のいい超短編「紳士のC」で、トルストイを揶揄する「リバイバル」や、かつての風来坊を描く「冬のショパン」も良い。お気に入りは「ミスター・イブニング」で老女の張り巡らせた蜘蛛の巣のような罠にハマる若い男の話は、川端康成の「眠れる美女」を思い出させる。↓

2020/01/29

キジネコ

Mr.MONKEYは「こういうのもありだと思ってもらえれば…」と仰る。原題は「Don't Trust over 60s」8つの短編。物分かりが良くて、優しくて、含蓄と教養の生き字引の如き老人は、さっぱり一人も出てきません。「でも何処か憎めない」という修辞を差し出すのも憚る様な方々がワンサカです。訳者の思惑は、一話めから読者を捉え「美しく老いる」を目標に等と寝言を云うておりましたんを、私猛省致しました。「ハムナイフであんたたちのお父さんを刺したのは私じゃ…」を1押し。11行で完結する「紳士のC」に次席を。 

2019/12/26

るな

老いの現実的問題点に真っ向から取り組むのでもなく、あるいは元気な老いや老いの豊かさを明るく称揚するのでもない、編訳者がひたすら好きな作品を集めただけという老人小説集。「四十を過ぎれば、人生の基盤を要約する言葉はひとつしかない。『諦め』である」(リバイバル/ジュリアン・バーンズ)…なるほど。ある意味そうかもね。(^^; どの話も面白かったが、複雑な人間ドラマをサラリと描いた(You Must Relax!/ジョアンナ・スコット)が一番のお気に入り。

2018/04/05

くさてる

老人を主役にした海外文学アンソロジー。タフすぎる猫好きおばあちゃんとおばあちゃん嫌いの猫たちとの戦いが面白すぎて笑ってしまった、シャーリー・ジャクソン「おばあちゃんと猫たち」、お喋り好きな義母の退屈な長話と幼い娘に見える空想上のお友達の関係が静かに怖い、アリソン・ルーリー「プール・ピープル」素晴らしいアンティークを餌に若い骨董商をいたぶっていく美しい老婦人が怖くて奇妙でたまらないジェームズ・パーディ「ミスター・イヴニング」の三作品がとくに良かったです。

2014/05/03

まおまお

少年小説と同じくらい老人小説がおもしろい

2017/01/24

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