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奈落で踊れ (朝日文庫)

奈落で踊れ (朝日文庫)

奈落で踊れ (朝日文庫)

作家
月村了衛
出版社
朝日新聞出版
発売日
2024-01-10
ISBN
9784022651358
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奈落で踊れ (朝日文庫) / 感想・レビュー

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「ノーパン◯◯」。当時純粋無垢だったw私は「そんな事して何が楽しいんだか。」と言葉ヅラに衝撃を受けつつドン引きしていた。 実際のスキャンダルを下敷に、官僚、ヤクザ、政治家、総会屋。縁もゆかりも無い世界で、全員クセがある「ワル」ばかり。終着点が読めないままページが進み、まさかのそんな終わり方?! 変人、香良洲圭一のその後が気になる1冊でした。

2024/01/13

のじ

ノーパンすき焼き・・・接待事件をめぐっていろいろ暗躍する官僚のお話。実在の政治家や会社などの名前も出くるけど、どんな時代だったかはあまりおぼえていない。このあとの日本がどうなったかは身をもって今感じているところなので、フィクションとはいえ複雑な気分になる。良い悪いは別として、ノーパンすき焼き・・・なんかで喜んでて、接待に使ったような時代もあったわけで、今と引き比べると良し悪しは別として元気な時代だったのかもなあという変な感傷も持ってしまったよ。

2024/02/18

紫スカートのおっさん

🩲✖️1 🍲✖️1 ❤️✖️2 🍷✖️2 📺✖️2

2024/01/30

Merlin

ノワールものを書かせたら右に出るものは居ないと思われる月村さんの作品 全編を通して日本が転がり落ちていく様を描いている また、劇中で月村さんの作品にしては珍しく恋愛描写が多く描かれていたが、それは消して美しいものとして描かれてはおらず、滑稽劇的な書かれ方をしており良いスパイスになっていた 文中最後の一節「日本が奈落に転がり落ちるまで、この馬鹿げた現実という喜劇を眺めて踊ってやろう」は悔恨、未来への絶望、そんな中で滑稽なまでに利益と面子を守ろうとする者たちへの嘲笑それらを包括した至言であるように思う

2024/04/13

ohion

面白かった。舞台は1998年。ノーパンすき焼き接待で叩かれる大蔵省。官僚、政治家、ヤクザと登場人物も生き生きしてキャラ立ち。虚実入り混じった感じがよい。 主人公のこの先を見てみたい。

2024/02/08

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