KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

キマイラ 2 餓狼変・魔王変 (ソノラマノベルス)

キマイラ 2 餓狼変・魔王変 (ソノラマノベルス)

キマイラ 2 餓狼変・魔王変 (ソノラマノベルス)

作家
夢枕獏
寺田克也
出版社
朝日新聞出版
発売日
2008-06-06
ISBN
9784022738318
amazonで購入する Kindle版を購入する

キマイラ 2 餓狼変・魔王変 (ソノラマノベルス) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

Kira

図書館本。「餓狼変」で恋と肉欲に苦しむ九十九三蔵が、ちょっと痛々しい。兄の乱蔵に似ていても、三蔵はまだ十八歳。恋に不器用で当たり前。純粋な三蔵は好い漢だ。乱蔵に似ている誰もが、体内に気をためて、それを放つときにすごい技を使う。『混沌の城』の武蔵、『大帝の剣』の万源九郎しかり。そして三蔵も兄と同じ師について修行している。お兄ちゃん、『キマイラ』に出てきてくれないかしら。

2023/02/25

もぐ

図書館本。面白い。仄暗く、青く、ギラギラした闇の中の群像劇。話のテンポ、魅力的な登場人物、夢枕獏氏の面白さが凝縮している。大鳳が堕ちた闇を探すうちに、九十九、深雪も否応なく呑み込まれていく。夢枕獏氏の体調が気がかり。快癒を心より願っています。

2022/12/20

ぐうぐう

再読。己の内なる幻獣キマイラにより苦しめられ、だが強くなる二人の美少年・大鳳吼と久鬼麗一。その設定だけでどんどん物語を進めることもできるのに夢枕獏は、サブキャラクターを丁寧に描くことを選択する。「餓狼変」は丸々、九十九三蔵の巻と言ってもいい。強さでも恋愛でも、大鳳に勝てない九十九のコンプレックスが延々と描かれる。その青さ、純真さが、なんとも痛い。『キマイラ』シリーズが、青春小説である証しが、ここにも見てとれる。

2014/10/06

シナモン

どの登場人物も個性的で魅力的だから読んでいておもしろかった。物語は始まったばかりで、これからどうなっていくのか非常に気になるところ。次の巻もぜひ読みたい。

2012/04/08

ほしけも

早くも大鳳と久鬼が人間を超えてしまい、ひろしが敗北を知る。意外と前半だったんだなあ。登場人物にどんどん深みが増していく。まさか坂口がピッコロさんポジションに収まるとは。怪人、宇奈月典善現る。怖い爺だ。

2014/10/14

感想・レビューをもっと見る