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暗い廊下とうしろの玄関 (幽COMICS)

暗い廊下とうしろの玄関 (幽COMICS)

暗い廊下とうしろの玄関 (幽COMICS)

作家
押切蓮介
出版社
KADOKAWA/メディアファクトリー
発売日
2014-01-23
ISBN
9784040662251
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暗い廊下とうしろの玄関 (幽COMICS) / 感想・レビュー

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kanon

押切蓮介さんはゲーム系と胸糞悪くなる系とエッセイしか読んだことが無かったので、本領と言っても良い妖怪とか怪談のものは初読み。全篇8ページの短篇。でもこれ7年に渡って掲載されていたものをまとめたものらしく、押切さんの幽霊に対する構え方が変わってきているのである。その読んで明らかな変化を楽しむのも一つの手である。あと怪談業界のことが分かってきた。前に読んだ小野不由美さんの「残穢」と合わせて。聞き手を飽きさせない様にするのも大変だが、作ったり話したりする著者自身も何か信念を持って怪談に接さないといけないよなあ…

2014/03/13

1039kuri

怖い系・実話系怪談は、ものすごく好き。表紙を見るなり即購入。あんまりコワ過ぎると日常生活に支障が出るので、ムヅカしいところです。そこまで怖くなかったですが、作者さんの怪談というか、恐怖に対する思い入れは、とっても真摯で、その方面に、とても真面目な方だと思われました。そういう姿勢を持っている人、尊敬してしまいます。

2014/02/06

トミーリョ

「人の死」というテーマを娯楽として楽しむことに対する「不謹慎さ」をどうとらえるのかといのうは、ホラーファンなら一度は突き当たる壁。本書は実話怪談ものとして書いていたのに、壁に突き当たって徐々に考え方が変っていく様が克明に読み取れる点がもっとも興味深いところ。超常現象に惹かれもするが、無神経に場を荒らす連中への激しい怒り、そして自身の中にも野次馬精神を見い出して懊悩する心理にはとても共感した。また、解説で「創作」部分や事実誤認部分を言明するのは、ある意味「実話ホラー」というの本質を突いていると感じた。

2014/02/02

オオサキ

長くても10ページ程の怪談集。これくらいの方が余韻というか、想像力が働いて怖いのかも。1話ごとに解説が付いてて、実話を元にしてるモノもあって、更に恐怖がゾワゾワと襲ってくる感じ。「サユリ」もそうだし、こんなに怖い話書く人だからこそ、好きだからこその、『オバケなんていないさ』なんでしょうね。でもね、やっぱり、まだ読んでない作品を含めて怖い押切蓮介を読みたい!

2014/02/18

∃.狂茶党

心霊漫画系統にも近いのですが、大きな違いがあります。 それは、怪談産業への疑念です。 プライドと挫折、東日本大震災、迷惑系、さまざまなことが積み重なり、実話怪談漫画は、実話怪談への批評に変わっていきます。 これは珍しいことで、オカルト業界は批評をしないことで成り立ってる側面があり、業界との訣別宣言とすら取れます。 短い作品ばかりですが、怖い漫画はきちんと怖いので、それを求める人も満足させるでしょう。 オカルト業界の人はこの漫画読んだ方がいい。

2023/01/01

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