KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

八九六四 完全版 「天安門事件」から香港デモへ (角川新書)

八九六四 完全版 「天安門事件」から香港デモへ (角川新書)

八九六四 完全版 「天安門事件」から香港デモへ (角川新書)

作家
安田峰俊
出版社
KADOKAWA
発売日
2021-05-10
ISBN
9784040823966
amazonで購入する Kindle版を購入する

八九六四 完全版 「天安門事件」から香港デモへ (角川新書) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

kinkin

「天安門事件」から30年が過ぎた・仕事先で会社の方と雑談をしているときこのニュースが流れた・「自国民に銃を向ける国なんて・・」という言葉が洩れた。しかし読んでゆくうちにあの事件のことはもう遥か彼方という当時活動していた人々からうかがえた。日本の学生運動もあれから50年以上経てばもう活動していた方も高齢だ。それが話題になることはほとんどなくなった。結局大きな歴史の流れに飲み込まれる歴史の1ページなんだな。習政権の思うがまま、人民共和国の名をそろそろ返上したらよいのに。図書館本

2022/11/10

ちゅんさん

天安門事件について何も知らなかったので勉強になった。「中国の民主化などファンタジーだ」、「中国は4000年の歴史を経ても何も変わりはしなかった。〜アヘン戦争、日清戦争、国共内戦、文化大革命を経ても変わらなかった。中国に民主主義が根付くなんていう意見はジョークとしか思えない。」私もそう思う。

2023/06/22

バズリクソンズ

天安門事件を知る上では、不十分なテキストであると思ったのが率直な感想。著者自身が当時の事件のデモ参加者の重要参考人に直接取材してまとめた本であるが、取材当時で25年の月日が経過しており、また当事者達の当時の熱量自体が真剣に民主化を訴えての活動とは言えない様な内容であり(中には少数、今でも民主化活動家は紹介されているが)事実を記載している事には疑う余地はなかったが、著書として販売目的でまとめあげるのであれば、もう少し著者自身が盛り上げる様な内容で書き上げれなかったのか?と思う内容で、非常に勿体ない印象でした

2022/01/31

さとうしん

天安門事件に関わった人々のその後。事件後に「ネットで真実」に目覚めて大変なことになった者もあれば、台湾で学生たちと接し、ヒマワリ学運に影響を及ぼした者もあり。そして天安門事件の負の部分は香港のデモに継承されていく。今回追加の新章ではその継承のありさまが語られる。大陸を見下す香港人の精神が、金やモンゴルに圧迫された南宋人、あるいは清に追い詰められた南明政権の人士と類似しており、ある種の「中華思想」をこじらせてしまっているのが何とも悲しい。

2021/04/28

Francis

33年目の6月4日に読了。六四天安門事件を主導した学生たちとほぼ同じ年齢の自分にとってこの事件は忘れられない事件であり、アムネスティ・インターナショナルに参加するきっかけになった事件でもある。当時の指導者王丹、ウアルカイシ両氏を含む多くの関係者へのインタビューを通して天安門事件の性格がようやく理解できた。どうして中国民主化運動は上手く行かなったかも良く理解できた。王丹さんには2012年の初来日時にお会いしたが、王さんが台湾のひまわり学連運動に多少なりとも影響を与える事が出来た事は素直に喜びたい。

2022/06/04

感想・レビューをもっと見る