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小説 天気の子 (角川文庫)

小説 天気の子 (角川文庫)

小説 天気の子 (角川文庫)

作家
新海誠
出版社
KADOKAWA
発売日
2019-07-18
ISBN
9784041026403
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「小説 天気の子 (角川文庫)」のおすすめレビュー

新海誠の新境地がここに!『小説 天気の子』が描き出す、“大人になること”と見えない明日への希望

『小説 天気の子』(新海 誠/KADOKAWA)

 言葉と映像の両方が溢れだしている人の頭の中って、どんなふうになっているんだろう。と、『小説 天気の子』(新海 誠/KADOKAWA)を読んで考えた。新海誠さんは、切り取られた一瞬の美に言葉などいらないことを知っている。だけど同時に、比喩を尽くして語ることで見えないはずの情景を読む者に届けることができることも知っている。そのうえで、どちらも実現させることができる。それって、ものすごいことじゃないだろうか。

 読み終えて驚いたのは、本作が「ただのボーイミーツガールの物語ではない」ということだ。離島から東京に出てきた家出少年・帆高と、祈るだけで空に晴れ間を見せることができる少女・陽菜が、異常気象が続き雨のやまない東京で出会う物語。あらすじを聞いたときは、これまでどおり、初恋の甘酸っぱさやすれ違いの切なさを想像するだけだった。だが、2人の物語以上に心に残っているのは、帆高を雇う編集プロダクションの社長・圭介と彼の仕事を手伝いつつ就活中の夏美が2人を見守りながら葛藤している姿。そして、“100%晴れ女”の陽…

2019/7/24

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【開催概要】 新海誠監督講演会「『天気の子』―物語の起点―」 日時:2020年1月18日(土) 16時~18時(予定) 場所:都内(参加が決定された方に個別にご案内のメールをお送りします) 定員:100名 応募方法:事前申込制(応募者多数の場合は抽選となります) 応募期間:2019年12月24日(火)12:00~2019年12月31日(火)23:59 ※招待制のイベントとなりますが、会場までの交通費・宿泊費などは参加者様のご負担となります。

応募フォームはこちら

たくさんのご応募をお待ちしております!

<映画『天気の子』公式サイト>

<『…

2019/12/24

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2019/11/2

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小説 天気の子 (角川文庫) / 感想・レビュー

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海猫

映画未鑑賞で読む。視点がけっこう変わるので読みにくく感じた部分があるが、小説としての読み応えがちゃんとある作品。「君の名は。」と同様にボーイ・ミーツ・ガールを描いたお話ではあるものの、エッジはこちらの方が効いている。特に物語後半、主人公の少年が大人や現実に追い込まれていく展開は、かなり好みでバッドエンドすら予想した。読み終わって作品の着地点に少し驚きを感じるとともに、不思議な爽快感もある。ただ人を選ぶ要素も大いにあるようにも思った。何にせよ映像映えしそうな場面多々で、アニメ映画の方もやはり観たくなる。

2019/07/23

へくとぱすかる

映画はまだこれからです。ぜひ見たい。「君の名は。」以上にアクションが多く、登場人物の立場が不安定なままで物語が進んで行くので、ハラハラし通しでした。読む前にタイトルから予想していた展開とは違っていましたが、予想通りなら映画の時間枠にとても収まらなくなるでしょう。ボーイミーツガールの要素とパニックの要素との同時進行。意外に人々のたくましさも感じましたが、気象の近未来図と考えると、ちょっと心配にもなりました。

2019/09/25

寂しがり屋の狼さん

「僕たちは、大丈夫だ」ラストで帆高が陽菜にかけた言葉。誰もが自分だけの『世界』をもがきながら生きている。その姿を誰かが見てくれている…「大丈夫?」と気にかけてくれる人がいる。そのことが大きな支えとなる。私も【必死にもがこう】かけがえのない大切な人の『大丈夫』に自分がなれるように

2019/08/18

岡本

映画版鑑賞済み。あとがきで新海監督が書いた様に映画と小説では表現方法が異なるので、小説は小説で楽しめる。映画では語られなかった登場人物たちの感情が地の文で読むことができたり、より細かい描写を読むことができたり。新海監督のあとがきとRADWIMPS・野田さんの解説も必見。映画を観た人は是非小説版も。

2019/08/20

ponpon

hontoの限定特典付き。なんとサイン本でした。家出少年・帆高と晴れ女の能力を持つ陽菜のボーイミーツガールの物語。能力の行使とともに実在を喪っていく陽菜。彼女を取り戻すべく奔走する帆高と大人たちの攻防がテンポ良い。描写も美しく情景が脳裡に浮かんでくる。ひと夏の経験は少年を大人に変えるが、そのような全力を尽くす経験ない大人にとってまぶしく羨ましいもの。映画を観ているような楽しい読書です。後書きも素晴らしく余韻を味わえます。

2019/07/30

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