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WOLF ウルフ

WOLF ウルフ

WOLF ウルフ

作家
柴田哲孝
出版社
KADOKAWA/角川書店
発売日
2015-02-27
ISBN
9784041027400
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WOLF ウルフ / 感想・レビュー

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nobby

「Holy crap!(何てこった!)」全編に醸し出される“WOLF”の脅威に浸りながら、満月の夜に響く咆哮に抱くのは憧憬。秩父の山奥でニホンカモシカが仔牛が無惨に食い荒らされ、ついには人間まで襲われる!その地に残るのは野犬、山犬さらには大神(オオカミ)伝説、まさか絶滅したとされるニホンオオカミなのか!?シリーズ特徴であるUMAの正体をあばく空想的な展開と違い、あえてドキュメンタリーが如くハードに追い続けるのが面白い!「人間は、神じゃないんだ」思い上がりにより作り出された“怪物”の哀しい末路に憤るばかり…

2020/12/22

ちょろこ

浪漫溢れる一冊。舞台は奥秩父。残された足跡、連続する不可思議な事件。まさか、絶滅したとされるニホンオオカミ?謎を追っていく物語。タイトル、表紙で掴みはバッチリ。オオカミ知識と共にページを捲る手はどんどん進んだ。身勝手な人の行為、野生動物を人為的に絶滅させることの難しさは心にザラッと響くし、有賀親子の言動、行動、全てを冷静に受け止めていく姿は好感が持て気持ちが良い。あの歴史に残る飛行機事故、トラウマを巧く絡ませていたのも印象的。今までのシリーズの中で一番現実感、浪漫溢れる作品。#ニコカド2020

2021/01/09

モルク

有賀シリーズ。秩父の山奥、山犬伝説の残る地で次々と起こる食害事件。ついには人間までもその餌食となる。野犬、山犬の仕業か?それとも…残る鋭く長い牙の痕、骨をも噛み砕く強靭な顎…これほどの威力を持つものはもしかしてオオカミか?有賀、31才になり今はカナダで研究をする息子の雄輝のほか元自衛隊で一匹狼の菰田、山岳救助隊の関口らと共にwolfを追う。いつもながら殺戮のシーンはグロく、スリリングに進む。最後は自然生態系が解決へと導くが、その生態系を崩しているのは人間。今回も楽しめた!今もどこかにニホンオオカミの姿が…

2020/04/25

Bugsy Malone

正体不明の生物を追う、ルポライター有賀雄二郎シリーズ第5作目。秩父で起きたイヌ科の生物による家畜被害。やがてその牙は人間をもターゲットに。タイトルから分かるように絶滅した筈のニホンオオカミが今作のキーとなり、スリリングな展開が進む中に生態系破壊の問題や人間のエゴ、体制批判、はたまた陰謀説までもが盛り込まれた、ここに柴田哲孝在りと思わされる一冊でした。ラストも良かった。非常に面白かったです。

2017/03/11

ポチ

スピードとワクワク、そしてスリルのある展開!一気に楽しく読了しました(^^)秩父は昔から大神(オオカミ)信仰のある地。そんな秩父の山奥には絶滅したと思われているニホンオオカミが生きていてもおかしくはない‼︎

2017/04/16

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