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トワイライト・テールズ 夏と少女と怪獣と (角川文庫)

トワイライト・テールズ 夏と少女と怪獣と (角川文庫)

トワイライト・テールズ 夏と少女と怪獣と (角川文庫)

作家
山本弘
出版社
KADOKAWA/角川書店
発売日
2015-11-25
ISBN
9784041036181
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トワイライト・テールズ 夏と少女と怪獣と (角川文庫) / 感想・レビュー

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sin

「生と死のはざまで」現実が少年を拒否したのか?少年が現実を否定したのか?「夏と少女と怪獣と」ボーイミーツガール&怪獣&ミステリ「怪獣神様」神は顕現してはいけない!その瞬間に物質(俗)と化し、傲慢な人間たちによって…「怪獣無法地帯」プロローグでなぜかしら“ジャミラ”をイメージしたが、女性ターザン秘境冒険物&エスピオナージ…いづれもバラエティーに富んだ4つの怪獣短編だ。「生と死のはざまで」の肩すかし感は残念だが、続く3編は味わい深い作品で、なかでも「怪獣無法地帯」の怪獣のスケール観に昭和のリアルを感じた。

2015/12/21

まえすとろ

山本 弘による怪獣小説『MM9』3部作の世界で起こるスピンオフストーリー4編を集めた短編集。正統派な怪獣SF小説として描かれた一作目の『MM9』でみられたハードなドラマ展開から一転、『MM9―invasion―』『MM9―destruction―』に観られるボーイ・ミーツー・ガール、少女と怪獣といったライトノベル寄りのコンセプトを継承するストーリーではあるものの、少年の自立、ミステリー仕立ての冒険譚、疎まれた者の心と神の存在、自然と文明といったシリアスなテーマを「怪獣のいる世界」の中で描き切った秀作ぞろい

2015/12/11

ヨーイチ

怪獣小説三部作の外伝って位置付けで短編が四作。四作とも世界観(怪獣が実在するが、それ以外は現実を糞真面目に踏襲している)を共有しているが其々趣が異なっていて作者の多才さを示している。あと「少女趣味」が横溢しているが、清純、正しさ、可愛らしさを貫いていて、ちょっと気恥ずかしくなる程。つい、ニヤニヤ笑ってしまうのである。ここらが好き嫌いが別れる所だと思っている。キングコングへのオマージュ「怪獣無法地帯」がお気に入り。続く

2018/02/14

ソラ

本編は知らなくてどうやら外伝的な作品らしいけれどそれでも面白かった。特に良かったのは怪獣神様。

2016/05/01

chiseiok

MM9の外伝短編集です。怪獣絡みの様々な事件と、それに巻き込まれた少年少女達の切なくほろ苦い挫折と成長をエモーショナルに描いてます。怪獣が存在するのが全く当たり前の世界観がとても強靭で、全く違和感有りません。どの話も良くて、楽しく読み終えましたが、ちょいちょい作者の美少女趣味が過剰に伝わって、若干辟易w。個人的には三話目の『怪獣神様』が一番好き。ラストでの主人公シリヤム(=ディマージュ)の慟哭と深い絶望の叫びが心に刺さりまくり。まるで『デビルマン』本編の終盤で美樹を失った時の不動明ですね。これは続編希望!

2015/12/18

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