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妖怪の宴 妖怪の匣 (怪BOOKS)

妖怪の宴 妖怪の匣 (怪BOOKS)

妖怪の宴 妖怪の匣 (怪BOOKS)

作家
京極夏彦
出版社
KADOKAWA/角川書店
発売日
2015-12-26
ISBN
9784041036389
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妖怪の宴 妖怪の匣 (怪BOOKS) / 感想・レビュー

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KAZOO

京極さんの物語と思っていましたが、すばらしい研究書です。化け物と幽霊ということから妖怪がわかってくるということのようです。それにしても京極さんの日本の文献を調べられたのは大変なものであると思います。最後の妖怪年表に出ている本はすべて読んでおられるのでしょうから。西洋の妖怪の荒俣先生とは双璧ですね。

2016/07/17

優希

前作に比較すると読みやすかったという印象です。妖怪の周辺あれこれを論じているのは変わりませんが、更に今作では幽霊についての考察も加えられているのが興味深いところでした。所謂この世の怪異と呼ばれるもののあれこれを述べた本と言ってもいいかもしれません。また再読して怪異への理解を深められればと思いました。

2017/07/12

starbro

京極夏彦は新作をコンスタントに読んでいる作家です。タイトルから妖怪小説だと思って読み始めたら、全く違っていました。化け物、幽霊、妖怪を真面目に論じる論考集でした。著者の世代に近い私は、ウルトラマンや仮面ライダー等も登場し、十分楽しめましたが、京極夏彦初読者や初心者の方には決してオススメしません。京極夏彦は21世紀の柳田國男を目指しているのでしょうか?百鬼夜行シリーズの新作が待ち遠しい今日此の頃です!

2016/02/10

ざるめ

化け物と幽霊の講義を聞いているようで、とーっても楽しかった(*^▽^*)妖怪に興味の無い人には「また無駄な事をしてる!アホか?アホなのか!?」と言われた(--;)でも、まだまだ知らない事があるし、知りたい!o(^o^)oそうやって無駄の連鎖にずーっと浸っていられたら幸せ(*´-`)

2017/11/08

遊々亭おさる

今の世の中は妖怪ブームなんだそうな。ひとつ目小僧やゲゲゲの鬼太郎を知らなくても、『妖怪ウォッチ』を通じて今の子供たちは先人が築き上げた妖怪という概念に触れているわけだから、これ程息の長い存在もそうそう見当たらないじゃないかと。でも、そもそも妖怪って何者なの?という素朴な疑問を辞書をひきつつ言葉が持つ意味からその本質を小難しく説明してくれる本書、知っていても役にはたたないが、無意味な事柄の世界で遊べるということは、擦りきれずに生き抜くための心の必需品じゃないかと。この世に無意味なことなど何ひとつ無いのです。

2016/04/11

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