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怪奇探偵リジー&クリスタル

怪奇探偵リジー&クリスタル

怪奇探偵リジー&クリスタル

作家
山本弘
出版社
KADOKAWA/角川書店
発売日
2015-12-26
ISBN
9784041036402
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怪奇探偵リジー&クリスタル / 感想・レビュー

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Bugsy Malone

舞台は1938年ロサンゼルス、主人公は私立探偵リジーとクリスタル。古きよきハードボイルドの雰囲気が漂うだけでも楽しいのに、「怪奇探偵」たる仕掛けに始まり、パルプ紙、特撮、怪奇、SF、怪物、ハリウッドとこれでもかと詰め込まれた各編のマニアック振りに感激。2人の設定故の物語づくりや細かい描写も、さすが山本弘さんと思う程に良く練られていた。表紙のイラストがまた良い。読み終わるのが勿体ないと感じる一冊でした。

2018/04/29

nyanco

アメリカンコミックかペーパーバックを思わせる装丁がお見事。第二次大戦前のロサンゼルスという舞台設定もとても良い。美人探偵・リジーと助手の少女・クリスタル、猟奇的な殺人事件を解いていく。事件の方が「怪奇」なんだと思っていたら、彼女たち自身が「怪奇」だったとは!この設定、二人のキャラがとても面白い。面白いだけでなく、彼女たちの生い立ちが語られる各々の物語も非常によく出来ている。リジーが不死身である理由、そしてペンドラゴンの瓶から生まれ出た怪物との哀しい対峙。続→

2016/02/08

sin

いってみればオカルトとサイエンスフィクションの申し子:このスペシャルな二人組をもってくるのにこんなにぴったりな時代と場所はない…といっても過言ではないだろう。登場人物紹介の感のある第一話こそ物足りないが、第二話のオタク心に火をつける出来事といい第四話のSF好きにはたまらない大物が思わぬ関わり方で登場するタイムトラベル物に漂うノスタルジーといい、第三話・第五話の二人組それぞれの特別な生い立ちとその後日譚を絡めた作品構成も見事ツボにはまっている。第五話からは『宇宙船ビーグル号』のあるエピソードを感じて興味深い

2016/01/16

papako

山本弘の探偵小説!ってどんな感じか気になって。こうきましたか!すごく楽しかった。時代の設定も起こる事件も絶妙で、ワクワクしながら読みました。リジーとクリスタル、それぞれ秘密を抱えているのに、たくましく生きてる二人がとても生き生き描かれている。一番好きなのは、『二千七百秒の牢獄』クリスタルが恐竜動かしてるとこ、見たかった。SFではなく、怪奇ってついてるのが、すごく合っている世界観でした。また、二人に会いたい。

2017/06/13

ダミアン4号

一糸まとわぬ全裸で潜入とか主人公の女探偵がいきなり斧でとか…なんで?なんで?どうなってんだ?と思っていたら…はは~ん…なる…そういうワケ(笑)アメコミと“古き良きアメリカ”版探偵小説を融合させ、グッとパワーアップさせた様な物語。謎を秘めた二人が扱う事件だから…こちらの方も“常識”じゃ考えられない内容ばかり!猟奇殺人、錬金術師、古代の神、タイムトラベラー、異世界の怪物…次は?次は?どんな事件?巻末が近づくにしたがって禁断症状…続編が読みたい!でも自身が“常軌を逸した存在”なのに時間旅行を信じないなんて(笑)

2019/11/15

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