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ふたりの文化祭

ふたりの文化祭

ふたりの文化祭

作家
藤野恵美
出版社
KADOKAWA/角川書店
発売日
2016-03-30
ISBN
9784041038130
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ふたりの文化祭 / 感想・レビュー

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ウッディ

イケメンで好感度抜群の九條潤と人づきあいが苦手な八王子あや、保育園時代の幼馴染の二人を中心に、高校の文化祭でクラスの出し物として、斬新なお化け屋敷を行うまでを描いた青春小説。「わたしの恋人」「僕の嘘」の流れから、九條とあやが付き合うことになるのかと思ったが、そうならないところが青春っぽくて良かった。あやの親友のアリサちゃんの腐女子ぶりも面白く、ビブリオバトルで紹介された絵本は読んでみたいと思った。胸キュン度は、前2作には劣るけど、合わせて読むとこのクラスの人間関係に妙に詳しくなっている自分がいた。

2022/08/03

ベイマックス

シリーズ物と言っていいのかな。登場人物が他の本とかぶっている、高校生物語。九條潤と八王寺あやの二人が交互に語り手となり、文化祭に向けての人間模様。九条は容姿端麗、かっこよく・人気者であろうとする。八王寺は両親の不仲からの離婚や中学校時代のいじめもあり、そこまで卑屈にならなくてもと思う程に引っ込み思案であろうとする。2人は保育園と小学校低学年まで一緒だった。八王寺は覚えているけど、九條は覚えていない。結城あおい・森せつな・笹川も登場。八王寺は太宰治のファンで、太宰論も面白かった。

2021/03/31

みかん🍊

イケメンで優しく何でもソツなくこなすバスケ部九条君と地味で本好き図書委員のあや、二人の文化祭。正反対の二人の目線からの高校1年の文化祭、爽やかイケメンの九条君が自意識過剰の思ったよりいい奴じゃないという辺りから雲行きが怪しくなってハラハラとしたが、無関心のあやとプライドの高い九条君が変わっていく成長の文化祭でした。高校生って短期間で気持ちが変わって大きく成長して行くんですね。これも前作があったのに今気づきました、また読んでみよう。

2016/07/08

chimako

「ふたり」というのは 潤とあや の事なんだろうがこの書名はどうかなと思う。クラスが初めての文化祭で一つになっていく過程と登場人物それぞれが持つ鬱屈や葛藤が織り込まれてスピード感もある。あやや友だちアリサの地味だがディープな趣味やホントに嫌なヤツもいる青春ドラマ。だが、全体的にみんな幼く、そこに無理矢理BLやセックスがねじ込まれているようでパットしない。重要なキャラである結城あおいの内面も描かれず中途半端感は否めない。これは序章。しかし序章としては冗長。面白いのに残念だった。

2016/09/27

ゆみねこ

人気者で明るいキャラの九條潤と目立つことが嫌いな図書委員・八王寺あや。実は幼馴染みだった二人を軸に文化祭までのあれこれを。爽やかな青春もの。「わたしの恋人」のシリーズだけど前作読んでなくても問題ない。笹川くん、森せつなさんのクラスの出来事。

2021/07/28

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