ラスト・ワルツ (角川文庫)
ラスト・ワルツ (角川文庫) / 感想・レビュー
ehirano1
安定の面白さでした。魔王(=結城中佐)はやはり凄すぎます。と、同時に「紳士」であることがわかりました。当方は本書の4題全てに魔王が登場していると思っているのですが、アジア・エクスプレスでは老年の魔王だったので、ひょっとして・・・いやいやまだまだ続けて下さい何でもしませんがお願いします。
2020/02/11
KAZOO
ジョーカー・ゲームシリーズ4作目です。主人公が必ずしもD機関の人間ではなくどこかでからんでくるという物語が楽しめます。最初の「ワルキューレ」が私には一番だと思いました。「舞踏会の夜」も短いけれど情緒というのが感じられます。まだ続くのでしょうか?
2016/06/11
ハゲおやじ
久しぶりのD機関。相変わらずの派手さは無いもののカッコ良いスパイミステリー。文庫本では、これが今のところ最新刊?最終巻にならない事を期待したい。と褒めてばかりでは面白くないので。前作から今回まで時間が空いた為か?ちょっと「おぉ!」という驚きが無かったと思う。結城中佐の過去がチラッと出てくるんだけど、もう少し描いてくれても良かった様な気がした。全体的に大人の雰囲気で精神的に子供の私には、ちょっとハラハラ感が足りなかった様に思う。だから、本作では「パンドラ」がお気に入りかなぁ。次は、何読もう・・・。
2016/05/10
hnzwd
結城中佐率いるスパイ要請のD機関シリーズ第四弾。戦前〜戦中の時代を舞台おした諜報戦を魅力的に描いたシリーズ。虚実取り混ぜた騙し合いが楽しいです。短編4作とも、主人公がD機関の人間らしくなく振る舞った所が事件のポイントになっています。そんな経緯もあって、4編の短編はいずれもどことなくコミカルな部分があり、今までの作品より少しだけ柔らかい雰囲気を感じました。
2016/05/24
優希
面白かったです。鍛え抜かれたスパイたちが華麗に世界を騙すのが気持ちいいです。ただ、D機関中心というより第三者からの物語が多いように思いました。それでもスパイの雰囲気は全体に漂い、一筋縄ではいかない展開にハラハラさせられます。一見真相に見える所に裏があり、そこの影にはスパイあり。安定したスパイ・ミステリで、綺麗にミスリードされました。結城大佐の存在感にも圧倒されます。でも物語的にはシリーズの中で1番ライトな気がしました。
2016/05/07
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