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インドクリスタル 上 (角川文庫)

インドクリスタル 上 (角川文庫)

インドクリスタル 上 (角川文庫)

作家
篠田節子
出版社
KADOKAWA
発売日
2018-01-25
ISBN
9784041060636
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インドクリスタル 上 (角川文庫) / 感想・レビュー

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naoっぴ

篠田節子さん初読み。吸引力のあるビジネス冒険エンタメ小説、がっつりの読み応えです。工業用の高純度水晶を探す藤岡はインドに赴き、紆余曲折の末にようやくコドゥリ村という小さな村で満足のいく水晶を見つける。インドの階級社会の厳しさ、女性蔑視、混沌とした治安、金と人脈が全てのビジネスなど、インド社会の雰囲気は香辛料の匂いさえ感じられるほど臨場感満点。騙し騙されは当たり前のインド流のシビアな交渉にどこまで食い込めるのか。生き神をしていたロサの運命も気になるところ。下巻へ♪

2018/03/14

カブ

ビジネスエンタメと銘打つ本作、ちょっとハード系かと躊躇したが、インドの文化、因習、民族間のやり取りなどがスパイシーな香りが感じられる物語に引き込まれ読了。下巻も楽しみ。

2019/04/28

James Hayashi

宝石研磨加工から精密機械部品製造へ、甲府という地方都市ながら社運を賭け世界的ビジネスを考慮。ストーリーは人工水晶から惑星探査用の水晶振動子を作る為、高純度の水晶を求められインドへ。ビジネス冒険エンタメ小説。著者らしく重厚な作りで飽きさせない。インドの底が抜けたような階層社会を見せ付けられ、カルチャーショックを受けながらリスキーな展開も見受けられる。国際的なビジネス感覚では通じないインドで、現地であった不思議な少女の指南は導きを与える。下巻へ。

2018/06/02

matsu04

タイトルからはどのような物語なのか全く見当がつかなかったのだが、出だしからいきなり始まる濃い展開に一気に引き込まれてしまう。インドは得体の知れない奥深さを秘めているようである。「戦後日本の人権感覚がどこででも通用するとは思わない方がいい」、ううむ…。読みにくい文章に少々疲れるものの、下巻へ。

2019/09/23

蒲公英

サスペンスとしても面白いのですが、恐らく綿密な取材に基づいたと思われるインドの様子のリアルさに感動しました。カースト、テロ、インド人の気質、貧富、日本に住んでいてもうかがい知ることの世界が活写されています。

2020/10/30

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