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田舎のポルシェ (文春文庫 し 32-13)

田舎のポルシェ (文春文庫 し 32-13)

田舎のポルシェ (文春文庫 し 32-13)

作家
篠田節子
出版社
文藝春秋
発売日
2023-10-11
ISBN
9784167921132
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田舎のポルシェ (文春文庫 し 32-13) / 感想・レビュー

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カブ

ロードノベル3作。どれも好きです。台風の最中、岐阜から東京まで往復のロングドライブが軽トラ?!ハラハラドキドキの道中に目が離せない。おんぼろのボルボでの北海道男二人旅もなかなか読ませる。最後は夢に向かって諦めない力強い作品となっている。読んでよかった。

2023/12/11

エドワード

岐阜県の資料館に勤める翠は、東京の実家で作った米を運ぶ車と運転手を、伝手を頼って依頼したところ、現れたのは軽トラに乗った、ツナギに金ネックレスのヤ〇キー、瀬沼君。往復1000キロを田舎のポルシェはひた走る!台風が接近、次々と起きる椿事に警察!ケンカ強さ、ボケと優しさ、反射神経、頭の回転、混迷の時代だ、何が役立つかは本当にわからない。二人の姿から今の日本の現実が見えて来る。続くボルボとロケバスも、快適な自動車旅行が未知と遭遇する!「自力脱出しかなさそうですね。」この車たちは日本社会の比喩ですよね、篠田先生。

2023/11/20

Shoji

24時間テレビのチャリティーランナーのヒロミさんの名言「日本の5、60代をなめんなよ!」を地で行く作品だ。にっちもさっちも行かない中年ないし壮年のおじさん、おばさんが孤軍奮闘し、自らの活路を切り開いて行きます。機微の良いスカッとするお話です。中年、壮年が主人公にも関わらず爽快感さえ感じました。面白かったです。

2023/10/23

Daisuke Oyamada

 大型台風が接近中だというのに、灯りも人気も絶えた未明、岐阜市内の駐車場で女がひとり、迎えのハイエースを待っている。市の資料館で働く増島翠。そこに現れたのは、なぜか古びた軽トラックで、全身紫のツナギ&喉元から金鎖&丸刈りの強面な大男が降りてくる。  翠の同僚の知り合いで、東京・八王子にある翠の実家から150キロの米を運んでくる仕事を日当3万円で請け負った瀬沼剛。 かくして初対面の男女が、ポルシェ911 と・・・ https://190dai.com/2023/12/07/田舎のポルシェ-篠田節子/

2023/12/07

やなぎ

3作が収録されている。あとがきによると、中編と呼ぶらしい。長編、短編だけでなく、中編もあったのか。表題作の1作目は気の強い女とチンピラの珍道中。東名も中央道も、よく利用したのでイメージしやすい。軽トラで高速は、遠慮したい。2人のその後を知りたくなる、良い余韻。2作目はオッサン2人の北海道ドライブ。オンボロのボルボが相棒。主人公、性格悪いな…。そしてボルボが…。3作目はコロナ禍の話。ロケバスは運転したことがないけれど、同じサイズのキャンピングカーは、ある。またレンタルしたい。3作とも、自分がハンドルを ↓

2023/12/07

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