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「教える」ということ 日本を救う、[尖った人]を増やすには

「教える」ということ 日本を救う、[尖った人]を増やすには

「教える」ということ 日本を救う、[尖った人]を増やすには

作家
出口治明
出版社
KADOKAWA
発売日
2020-05-01
ISBN
9784041087169
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「「教える」ということ 日本を救う、[尖った人]を増やすには」のおすすめレビュー

学生や新入社員に“対面で教えられない”今こそ考えたい「教える」時に大切な2つの基本

『「教える」ということ 日本を救う、[尖った人]を増やすには』(出口治明/KADOKAWA)

 春は街にフレッシャーズが溢れるシーズンだが、今年は新型コロナのせいでだいぶ様子が変わってしまった。入社式や入学式も満足にないまま、新人研修や講義がオンラインでスタートなんてケースも決して珍しいことではないからだ。唐突な展開にフレッシャーズの皆さんはさぞ不安だろうが、どっこい教育する側の先輩社員や教員の皆さんにしても同じこと。急遽出現した新たな状況の中で、「どうやったらちゃんと教えられるか」について日々悩まれていることだろう。

 こういう時は、少し広い角度で「教える」ということを考えてみると、発想が柔軟になって視野が広がるかもしれない。ライフネット生命創業者、現・立命館アジア太平洋大学(APU)学長の出口治明氏の新刊『「教える」ということ 日本を救う、[尖った人]を増やすには』(KADOKAWA)はタイトル通り、次の世代を育てるために有効な「教えること」の本質を伝えようとする1冊だ。

 まず大前提として「教える」というのは「相手に腹落ちさせること」だと著者。腹…

2020/5/1

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「教える」ということ 日本を救う、[尖った人]を増やすには / 感想・レビュー

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ミライ

立命館アジア太平洋大学(APU)学長の出口治明さんの新刊は出口さんの考える、「教える」ということを文章化した一冊。教育の目的から始まり、物事を見極める方法、自分の考えを相手に伝える方法、ピア・ラーニングの効用まで、さまざまな学びが語られる。対談も3本収録されており、中でも東京大学教授の岡ノ谷一夫先生との対談では生物心理学の話からオンライン教育、ダイバーシティの話まで幅広く語られていて非常に面白かった。あとがきでぶっちゃけているのも非常にいい、70歳を超えてなおエネルギーの塊のような人だなと。。。

2020/05/22

ワッピー

2018年から立命館アジア太平洋大学(APU)学長に就任した出口氏の教育論。「自分の頭で考える力」「社会で生き抜く武器」を与えることが教育の目的であり、教え方も相手の理解度に合せて腹落ちさせなければ効果はない。価値観の押し付けではなく、選択肢を与えること、またまわりにいろいろな人間がいることを理解することがダイバーシティにつながり、強い集団になる。これまでの「考えない日本」を変えていくのは、もちろんこの教育を受ける若い世代であると同時に、今、まさに投票権を持っている我々自身でもあることを忘れてはいけない。

2020/05/18

ミライ

【再読】改めて「タテ・ヨコ・算数」で考える思考法は使えると思った。「選挙というのは信用のおけない人たちの中から相対的にましな人を選ぶ忍耐のこと」というチャーチルの言葉はあいかわらず響く。

2020/08/02

なっぱaaua

出口さんの本は面白いし一貫性もあって安心できるし、何より読み易い。我々大人が親として先輩として今教えていかなければならない事を伝えてくれている。勿論ちょっと違うかなという点もあるけど、概ね出口さんの意見は同意できるものだ。選挙について「100%は満足できないけど他に比べればマシな人選ぶ」というのは本当に大事な事だと思う。良い候補者がいないからって棄権するのは今の政治のままで良いと容認するのと同じ事。日本人は政治や選挙に関するリテラシーが低い事はとても問題だと思う。~続く~

2020/05/27

いーたん

子供に、後輩に、部下に、教えるときに意識すべきことが書かれてある。自分にとっては、話し手として「メモを取りやすく話す」という意識を持つ、という件が「なるほど!ぜひ実践したい」と思いました。日本を救う3つのキーワードである、女性、ダイバーシティ、そして高学歴。ちなみに最後の高学歴は、深く考え学び続けることのできる力、という意味。ふむふむ。ずっと走りっぱなしの職業人生、サバティカル休暇をとって学び直してみたいなぁ。

2020/09/17

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