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こわい本4 呪縛 (角川ホラー文庫)

こわい本4 呪縛 (角川ホラー文庫)

こわい本4 呪縛 (角川ホラー文庫)

作家
楳図かずお
出版社
KADOKAWA
発売日
2021-08-24
ISBN
9784041089934
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こわい本4 呪縛 (角川ホラー文庫) / 感想・レビュー

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keroppi

子供の頃、クモが怖くて仕方なかった。クモを見ただけで逃げ回っていた。この巻に収録された「紅グモ」を読んでいたら、あの頃の恐怖が蘇ってきた。巻末の文章を読んでいると楳図さんもヒグチユウコさんもクモが怖かったんだな🕷。それ以外の四つの短編もそれぞれ怖くて惹き込まれる。「手」は、少年ジャンプ創刊号に掲載。道理で記憶の底にあった。楳図さんの26年振りとなる新作が来年公開とのニュースも飛び込んできて、期待が膨らみながら本巻を読み終えた。

2021/08/30

鱒子

作品の面白さは抜群です。なかでも「残酷の一夜(赤ちゃん誕生の夜の物語)」はたびたび思い出す忘れられない作品。巻末は今回も草間彌生さんとの対談(2001年)。そして、ヒグチユウコさんの寄稿&楳図さんのあとがき(どちらも2021年)。あぁぁ買ってよかった!!巻末が豪華すぎて、もぅたまらんです。

2021/09/23

あたびー

「紅グモ」「独眼鬼」「残酷の一夜」「ダリの男」「手」収録。「紅グモ」は私が最初に読んだ楳図作品だと思う。少女漫画雑誌の付録についてきた冊子の状態で友達から借りたのは小学校低学年のときだったと思う。催促されてもちーとも返さないので、終いにはその子に泣かれた覚えが😅。クモでも蛇でも体の中に入られるというのは考えるだに恐ろしいし、その他に早すぎる埋葬や、悪役が継母から姉、友人と移り変わるのも恐ろしい。面白いページがあった。1ページのうちに継母の着物の柄が、水玉→笹→水玉+と変っている。

2021/10/04

ぐうぐう

呪縛というテーマでは、蛇よりも蜘蛛が相応しい。その糸が縛る行為を連想させる以上に、小ささ、そして数が乗っ取られるイメージを想起させるからだ。「紅グモ」は、継母と娘の関係性という古典的な物語が、蜘蛛によってまさしく乗っ取られていく作品だ。継母への復讐が、いつしか霧散し、蜘蛛の自我が物語を支配していく。「紅グモ」の怖さは、ズバリここにこそある。「ダリの男」は、美を醜の側から描いた傑作だ。価値観の逆転をさらに反転させたラストは、執着において、やはり恐怖は外からではなく内からやって来ることを冷酷に告げている。

2022/02/03

★YUKA★

蜘蛛が大の苦手なので「紅グモ」は本当に怖かった(´-`)

2021/10/01

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