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罪の余白

罪の余白

罪の余白

作家
芦沢央
出版社
角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日
2012-09-01
ISBN
9784041102756
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罪の余白 / 感想・レビュー

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takaC

単行本と文庫本の両方同時に手元にあったけどまずは単行本で読んでみた。(彼女のクルマが)必要不可欠なのかもしれないけど小林早苗助教授の存在が謎だった。

2018/01/10

いつでも母さん

自分の中の自分に対する問いかけが幾つも出てきた・・自分なら娘が自殺じゃなかったらホッとするか?自殺かと思い原因を探ろうとするか?娘の復讐を行動にうつすか?・・当事者にしか分かり得ない。たった一人残されてしまった父の気持ちをどこまで汲み取れるだろうか!芦沢作家のデビュー作。選評にあるように確かにまだ拙いかと。しかし、読ませる。娘の高校での置かれた位置が気にならない親がいるだろうか?この咲と真帆は実在してるかもと思うと薄ら寒い。にしても、妻を亡くし一人娘も失った男の明日は・・切ない読後感だが一気読みだった。

2015/05/29

巨峰

娘は自殺なのか?他殺なのか?事故なのか?残されたものの後悔や悲しさが痛切な印象を与える。それにしても、なんのために?という疑問が残る。まぁでも、適当なあだ名を付けられたらそりゃ怒るかもしれんなぁと。付けた側は名付け親的な親近感があるだろうけど、それさえもうざかったんだろうな。表紙は文庫本の方がいいなぁ。作者のデビュー作。

2016/08/31

ピース店長

内容とは裏腹になんとも読みやすいサスペンスでした。最近 最後にすべてが繋がらないといけない世界感が多いですが たまにはこういうのもいいんじゃないでしょうか?とにかく人への描写は類まれなる才能がみえます。これからが楽しみな作家さんです。

2015/11/16

taiko

高校生の一人娘の落下死亡事故。父の嘆きと女子高生の悪意。…語り手が変わるため、それぞれの思いが手に取る様に分かり、女子高生達が追い詰められていく様子にドキドキしました。 咲の悪女ぶりが興味深い。 この事件がなければ、咲の人生は華やかなものだったのでしょうか。 複雑な気持ちになります。 早苗の立ち位置を知るために、ネタバレを探してしまいました。私には読み込めなかった…。 ダブルバインドという言葉は初めて知りました。 この小説の中での重要ワード、勉強になりました。

2018/05/12

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