アニメを作ることを舐めてはいけない -「G-レコ」で考えた事- (単行本コミックス)
アニメを作ることを舐めてはいけない -「G-レコ」で考えた事- (単行本コミックス) / 感想・レビュー
姉勤
アニメ作品「Gのレコンギスタ(レコンキスタではない)」著者である監督自身による作品世界のSF考証いうか 、「わかりにくい」と不評の、弁明というか解説の前半と、作劇論、技術論、地球環境、自身のバイオグラフィ、ジェンダー等、多岐にわたる後半。テレビ版への不満と未熟さ(喜寿を超えて未熟...)と、進行形の追加改編による劇場版のネタバレと自由に過ぎる。貪欲なまでの知識欲と張り巡らしたアンテナ、孫の歳に近い相手にも示す敬意と、これでは老害を発症しようもない。 新作の構想すらある先行者に遅れを取るわけにはいかない。
2021/12/15
kubottar
Gレコはまだ観てないので、そこの設定部分は飛ばして読みました。しかし、富野節だけでも楽しめました。
2021/08/19
うさみP
アナログからデジタルに捧げる。宇宙を目指す、これからの人類よ、もう戦争をする場所なんて何処にも無いんだよ。Gレコの総評(特にテレビ版)については方々で語り尽くされているが、監督自身から言わせれば一言で、何も考えず手癖の習い性で作った。これだけ膨大な企画書や原案等があってもだ。どんなに尽力しても伝わらなければ独り相撲。だから、この人は、古臭くてもサービス精神旺盛で面白い。アニメ(物語)とは、技術的(ウソやハッタリ!)で生理感のあるモノ。瞳の描写表現に対する考察は成程。サンライズ繋がりのラブライブが出るとは。
2021/03/28
北白川にゃんこ
はえーすっごい。膨大な事を設定してアニメを作ってるんだなあ監督。Gレコは特に異質な未来世界を描いているから設定量もスゴイ。失敗から学びまだ進もうとする活力。見習いたいね。
2021/05/02
tt23836148
富野監督の最新著作です。あの分かりづらいGレコがどうしてああなったのか、その意図と真意がこの本には記してあります。また監督の創作論 も記してあり、勉強になります。また監督の癖というか時代に対しての警告も記してあり、これも聞く価値があろ人にはあるだろうけど、本人の言う通り当たっているかは微妙なところです。総じてGレコの副読本としては価値ある一冊だと思います。
2021/10/09
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