アニメを作ることを舐めてはいけない -「G-レコ」で考えた事- (単行本コミックス)
アニメを作ることを舐めてはいけない -「G-レコ」で考えた事- (単行本コミックス) / 感想・レビュー
うさみP
アナログからデジタルに捧げる。宇宙を目指す、これからの人類よ、もう戦争をする場所なんて何処にも無いんだよ。Gレコの総評(特にテレビ版)については方々で語り尽くされているが、監督自身から言わせれば一言で、何も考えず手癖の習い性で作った。これだけ膨大な企画書や原案等があってもだ。どんなに尽力しても伝わらなければ独り相撲。だから、この人は、古臭くてもサービス精神旺盛で面白い。アニメ(物語)とは、技術的(ウソやハッタリ!)で生理感のあるモノ。瞳の描写表現に対する考察は成程。サンライズ繋がりのラブライブが出るとは。
2021/03/28
かやは
企画や制作の試行錯誤や思い出話のようなものから、監督が世界をどう捉えているのかといった、タイトル通り「Gレコで考えたこと」が独特の文体で書かれいて、たいへん面白かった(興味深かった)です。▽映画、続きがもっと楽しみになりました。▽「クンタラ」という造語に岡田麿里さんが関わってたとは。▽独特すぎる文体で読むのにちょっと苦労するんだけど、声に出して読むと富野アニメの戦闘シーンの掛けあいみたくなって面白いですよ。
2021/04/13
さとまる
1つの作品を作り出す裏ではここまでの「世界」の設定を想定しているのかと圧倒される情報量。それとも富野が特殊なだけなのか。個人的には「アタックH」のような内容をもっと読みたかったが、それは『映像の原則』などで書いてきたから端折ったのかな。
2021/03/31
bittersweet symphony
富野作品に登場する膨大なキャラクターやメカニック、世界観を構築するためのあれこれは、富野由悠季という人が激しいインフォフリークであることをよく示しているわけですが、本書もまたそれを傍証する一冊。そして受け手側もまたインフォフリークでなければ富野由悠季とその作品をきちんと受容する事は出来ないのではないかと思います。
2021/03/30
感想・レビューをもっと見る