地雷グリコ
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地雷グリコ / 感想・レビュー
W-G
気楽に読んでなおかつタップリ堪能。平成のエラリー・クイーンはこういう方向にシフトしていくのだろうか。地雷グリコであそこまでピンポイントに踏む段を予測出来るものなのか?とか、椚の戦略は自分がリードしている前提じゃないと成立しなくないか?とか、坊主衰弱ってかなりベタなイカサマでゲーム自体は斬新さ0だよなとか、小火を起こすことを予測していたならそもそも放火禁止のルールを提言する倫理観はないのかとか、そういう諸々は新本格ミステリのフィールドでは通用しないかもなので、こっち系の作品でどんどん吐き出してほしい。
2023/12/06
青乃108号
これが今風の小説なのか。時代は変わったものだ、それとも俺が追い付いて行けていないだけか。多分、後者。ストーリーの大まかな部分は理解できたものの、肝心な勝負の駆け引き、頭脳戦の部分はまるでお手上げですみません、よく解りませなんだ。一応解ろうとはしたんだけど、なにぶん昭和製の俺のポンコツ頭脳はパーツの真空管が破裂しそうだった。続けて読んだらそれこそ死にそうな気がしたので、一話ずつ、間に分かりやすい別の本を挟んだりして、なんとかようやく読み終えた。でもそんな俺にも主人公のキャラクターは好感持てたよ。終わり方も。
2024/02/12
hirokun
★4 青崎有吾さんは初読みの作家さん。おそらく読書メーターに参加していなければ読んでいない作品でしたが、普段の読書とは全く違う痛快な読後感が得られました。読書中は、集中力を切らさないように短編ごとに区切って読み、頭にしっかり刺激を与えながらの読書は久しぶり。よくこれだけのゲームを考え付くものだと感心しきりです。
2024/02/09
うっちー
やや強引なところも。また、新しいゲーム期待しています
2024/01/25
ナミのママ
全力でおすすめしたい面白さ。「地雷グリコ」「坊主衰弱」「自由律ジャンケン」「だるまさんがかぞえた」「フォールーム・ポーカー」どれも親しみある遊び、そこにひとひねり加えた心理ゲームに仕立て上げられている。主人公はゆるっとした女子高生の射守矢真兎。はじめは文化祭の場所取りゲームから始まり次々と展開していく。そのストーリーもしっかりしているし、何よりゲームのトリックが見事すぎる。射守矢のしたたかさと強さに唖然、あっぱれ。いや〜楽しかった。
2023/12/10
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