川を越えれば、新たな景色が見えてくる――息苦しさから心を解き放つ連作短編集『川のほとりで羽化するぼくら』彩瀬まるインタビュー 『川のほとりで羽化するぼくら』は、七夕伝説に材をとりつつ、空想の翼を軽やかにはためかせた短編集。収録された4編は、世界観や設定こそ異なるものの、どれも“川の向こう”へ渡る勇気を与えてくれる。 (取材・文=野本由起撮影=山口宏之) 「以前刊行した… もっと見る