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喜べ、幸いなる魂よ (角川文庫)

喜べ、幸いなる魂よ (角川文庫)

喜べ、幸いなる魂よ (角川文庫)

作家
佐藤亜紀
出版社
KADOKAWA
発売日
2024-01-23
ISBN
9784041137604
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喜べ、幸いなる魂よ (角川文庫) / 感想・レビュー

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Shun

ベルギー、フランドル地方の物語。18世紀のベルギーが舞台で、本作で描かれる群像劇はまさにこの地方で暮らしていた人々の生活に焦点を当て、日々の生活と仕事や信仰のかたちによって構成されている。話の中心は亜麻を扱う商家の娘ヤネケと幼馴染のヤンの視点によって成り、時代の荒波に翻弄されていった二人の生き様を通して歴史を知ることとなった。ヤネケは天才肌だが女性にとっては生き難い時代という事情もなんのその、その知性が屈することはなく飄々として実に好ましい。タイトルに込められた意味が少しずつ分かってきたような気がする。

2024/03/07

olive

おぉぉー!神よ!?この物語のヒロインは、私が考えるヒロイン像を男性に与えているのではないか。いや、それは違う。ヒロインも主人公(ヒーロー)も男女という枠も、性愛という枠も取っ払って魂でつながるっていた一冊。驚いたのは、翻訳ものとは違うよね?まるで海外文学のような作品で最初はついていけるのか不安だったが面白かった♡LGBT、女性嫌悪、女性の自立、産業革命...さまざまなテーマが、人間ドラマと共に盛り込まれていて飽きさせないし読み応えありだった。

2024/03/30

*takahiro✩

馴染みのない舞台設定で登場人物も多くて覚えられずなかなか読み難かったですが、若くして亡くなる人たちに胸が塞がれ、主人公ふたりの波乱万丈の人生が心に沁みる人生ドラマでした。教科書の中の存在でしかなかった産業革命やフランス革命の周辺にはこのような社会があり、翻弄された人々がいたと気づかされ、とても良い読書になりました。道がわからなくなって帰れず泣いている大人なんて幾らでもいるだろう…まったくそのとおりです。終盤を一気に読んでしまったので、もう一度じっくり読んでみたいと思います。

2024/05/23

TOKKY

時には、史実そのものよりも、史実に基づき研究を重ねた優れた作品によってその事実をより生きたものとして認識できる……と佐藤亜紀作品を読むたびに思ってたことを思い出した。 天才的すぎる頭脳を持ったヤネケと、そんなヤネケに惚れ倒し続けたヤンという男の友情とも恋愛とも言い難い40年。人間なんて所詮ただの虫けらと同じだし、魂の正体は以前分からないし、実の子供は女を女性器で呼ぶような鬼子になったし、人生ままならねえよな。でもどうやら神は平等に魂を幸いなるものとして祝福しているらしい。ハレルヤかもね〜

2024/05/04

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