吉田健一に就て
吉田健一に就て / 感想・レビュー
kochi
吉田茂の長男であり、翻訳、評論等で知られた吉田健一(麻生太郎元総理の伯父さんでもある)を多様な観点からとらえた論評の集成(多分書き下ろし)。佐藤亜紀を読むために手に取ったのだが、多数の著者それぞれの吉田に対する思い入れや捉え方も違うので、内容は非常にバラエティに富んでいる。吉田の著作を読んだことがない(リンドバーグの訳書のみ)ため、本書を手に取ること自体、無謀だったのだが、同時代の作家たちとの関係(特に三島由紀夫との仲違いとか)や、彼の行きつけの店で現在も残るところなど興味が湧き、著書を読むぞと決意^_^
2024/04/10
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