守護者の傷
守護者の傷 / 感想・レビュー
旅するランナー
主人公は神奈川県警訟務課の水沼加穂留巡査部長。そこへ弁護士の新崎大也が異例の転職をしてくる。捜査一課による違法捜査はあったのか? 新崎は何者で目的は何なのか? 二つの謎を調査していくうちに、警察組織の暗部が明らかになっていく。訟務課は、警察が訴えられた民事裁判の対応をする部署。警察の盾、訟務課が警察への矛となる、骨太な警察小説。
2024/04/06
starbro
堂場 瞬一は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。冤罪防止&人権尊重&パワハラ等、刑事も辛い時代なんでしょうね。その内、尋問もAIに取って代わられるかも知れません。警察内に訟務課というセクションがあるのを初めて知りました。 https://www.kadokawa.co.jp/product/322306000301/
2024/03/13
いつでも母さん
訟務課が舞台の堂場さんの書き下ろし新作。第一部『敗訴』捜査一課がそんなに偉いか!心の声が漏れる私だが、警察を勝たせる仕事・・ならば全てを正直に言いなさいよ。上尾みたいな奴は大嫌いだ。そこからの第二部『R』は神奈川県警に蔓延る闇の話・・そんな派閥は本当に有りそうだと思うから恐い。根は深いよね、多分(汗)訟務課のお仕事をもっと読みたくなる読後感。加穂留と新崎のその後が気になるところだ。そして、堂場作品にちょこちょこ挟まれる食べ物のシーン。今回も色々美味しそうだった(笑)
2024/04/08
hirokun
星3 この小説は、警察が外部から民事訴訟を提起された時に対応するための組織、訟務課を舞台とする作品。ひと月ほど前にも『警察の守護神』という警察小説新人賞受賞作を読んだばかりであり、少し驚いた。内容的には、警察組織内部での派閥争いをテーマにしているが、派閥争いの中身についてはあまり触れていないため、正直よく理解できなかった。
2024/03/30
TAKA
イマイチだった。単なる内輪揉めであり、大それた組織の様な書き方をしてたけど、拍子抜けするくらい小粒感は否めない。PS・356頁の会話中の人名を間違えてないか。こんな大事な所で誤植とは興醒め。
2024/03/13
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