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弥陀の舞 (角川文庫 緑 256-18)

弥陀の舞 (角川文庫 緑 256-18)

弥陀の舞 (角川文庫 緑 256-18)

作家
水上勉
出版社
KADOKAWA
発売日
1972-03-01
ISBN
9784041256183
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ジャンル

弥陀の舞 (角川文庫 緑 256-18) / 感想・レビュー

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i-miya

2014.03.02(02/14)(つづき)水上勉著。 03/02 (P008) 番の者=年端のいかない子守の女の呼称か。 五箇(ごか)の紙漉き村に、今も残る。 倉持藤右衛門。 みな、くみに似た貧しい子。 岩本の倉持の家。 (P318=遊びで、跳ばす) どこも、ソーダを使いよってかないまへんねや。 墨彩堂、和紙の質の落ちた話をする。 割り箸、やるものが増える吉野。 吉野は、葛紙といって独特の上質紙を漉いた古い紙漉き里である。 

2014/03/02

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2014.01.17(01/14)(つづき)水上勉著。 01/15 笹谷家、長右衛門、つなが養父母。 (笹谷家) まわりは桐の木。 長右衛門の伐った桐は、栗田部の桐屋は遠い越後の町で箪笥や長持ちになると聞いた。 夏桐、冬桐、花が散る-母を思うと花が散る。 小枝まで束にする。 硬い殻をも丹念に千切る。 別の俵に入れて蓄える。 紙漉き村から灰汁抜きの桐灰を俵ごと買い取ってゆく人がいた。 桐は捨てるものがない、と養父の口癖。 

2014/01/17

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2013.12.14(12/14)(つづき)水上勉著。 12/10 (p006) (寺の位置) 岩本のかみの大滝神社の前を流れる大滝川。  大滝川は、楮の灰汁で汚れた水が日がななめり流れている。 その岸辺に破れた土塀を見せているのがその寺である。 寺の名は、円鏡寺。 当時善照尼の師になる覚円尼が住んでいた。 子をなした善照尼はゆくあてもなく、師の寺に戻ってきた。 善照尼は、暇ができると、楮の皮むき、薪づくりに雇われた。 そのうちに、つなと出会った。

2013/12/14

i-miya

2013.06.01(つづき)水上勉著。 2013.05.28 武生駅を降り、粟田郡に出る。 縄手道。 「花がたみの桜古跡」とある。 味真野の娘の物狂い。 明治六年の五月。 鞍谷の野。 母の尼は善照尼といった。 くみ。 父の名も知らなかったは道理である。 養父:笹谷長左衛門。 養母:つな。 伐られるのは、夏桐、冬桐とあるなか、いつの花は散っていたのを覚えている。 笹谷家で育った六年目、くみの運命が変わった。 つなの太った腹に宿ったからである。 

2013/06/01

i-miya

2013.05.17(つづき)水上勉著。 2013.05.16 善照尼-越前平野、味真野、円鏡寺。 身ごもり、くみを産む。 くみは桐買いの笹谷長左衛門の養女となる。 笹谷には、実子ができる。 くみ、紙漉き屋の倉持の番の者(子守り)に転じる。 くみは牛太と関係。 牛太は紙漉きの使用人。 牛太、上京、内閣印刷局の紙を漉く。 くみは、牛太留守の間に、所望され、上林弥平の紙漉き子となる。 その前にすでに倉持家の使用人の宇左と関係し、すでに妊娠。 りつ、生まれる。 

2013/05/17

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