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仕事と人生 (角川文庫 し 4-16)

仕事と人生 (角川文庫 し 4-16)

仕事と人生 (角川文庫 し 4-16)

作家
城山三郎
出版社
角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日
2010-04-25
ISBN
9784041310236
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仕事と人生 (角川文庫 し 4-16) / 感想・レビュー

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shincha

城山さんの考える仕事と人生についての自己啓発本かと思いきや、違っていました。ご自身の少年時代の話から奥様とのお話、奥様を亡くされた後の喪失感など、作家・城山三郎というより、杉浦英一としての正直な心情を書き綴っている。中盤からは佐高信氏との戦争をテーマにした対談。城山三郎作品の生み出された原点を感じる。最後に亡くなった城山さんへ、吉村昭さんなど、交流のあった方々からの贈る言葉。ここでも城山三郎さんの人柄が滲み出る。彼方の世界で今の世界情勢を見て、城山さんはどう思っているんだろう。悲しんでいるだろうな。

2022/05/30

金吾

○再読です。「妙な旅」は面白かったです。また「在りし日の思い出」は城山さんの人柄が伝わってきます。

2023/08/07

城山さんのほかの作品にも数多く書かれている自身が伏龍特攻隊員で軍国少年だった時代の話や現在の趣味である本と旅について書かれています。まぁこの人ものすごく沢山のいろいろな本を読まれているなぁと思います。作品は手だけでなく足でも書く(実際に景色を見に行く)というのは納得です。私は城山さんを好きになり読み出した時には既にお亡くなりになってしまっていましたがご存命だった時に生の声をもっとしっかり聞いてみたかったです。

2013/12/29

kamakama

中に載っているお孫さんの文章を読んで、泣いてしまいました。こんなふうに孫に愛情を示せる素敵なおじいさま、なかなかおられないでしょう。祖父だから、年上だから、生きてきた年数が長いからというだけで、上から目線で人と接してしまう人間の方がずっと多いです。見習おうと思いました。

2014/09/29

金吾

○エッセーも面白かったですが、佐高さんとの対談や在りし日の面影はより面白かったです。特にお孫さんに書かれた鈍鈍楽は城山さんの人柄がよくわかるいい言葉だと思いました。

2019/12/25

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