川を覆う闇 (角川ホラー文庫 96-3)
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川を覆う闇 (角川ホラー文庫 96-3) / 感想・レビュー
Bugsy Malone
読み友さんオススメ本。古代から存在していた潔癖な浄神と不潔な不浄神。大筋はこの二神の間で右往左往する人間達のお話し。とにかくドS級の汚穢度、幸い描写だけなので持ち堪えたけれど、これで臭いを感じいたらと思うと恐怖は倍増する。しかしながら、読書中、もっと激しく、もっと汚穢を、と望んでいる自分がいたことに1番ゾッとした。女言葉を使う佐々木さん、なんかカッコ良かったなぁ。くれさん有難うございました、名作でした。
2017/08/07
モルク
うわぁ~聞きしに勝るほど汚ない!でも読んだ!読みきった!ゴールデンウィークがこの作品で始まるなんて…ううッ…初読み作家さんだと思っていたが5年ほど前に「夏の滴」なる作品を読んでいた。残念ながら記憶にない。
2018/04/28
keroppi
9月になって、さわやかな一日なのに、この本を読んでしまった。筒井康隆さんの本で、かなり免疫力はあると思ったが、これはなかなかのもの。不浄と潔癖の戦い。不浄を応援している自分がいる‼︎
2017/09/01
鬼灯の金魚草
読友さんお勧め。想像を超えるほどの汚物、糞尿、経血、小動物の死体、蟲、ヘドロ、ありとあらゆるきちゃないものと完全にクリーンを求めるものの戦い。あまりの凄さに途中違う本を挟む。こんなに時間かかったのは久しぶり。破壊力が半端ないのでかなり読む人を選ぶ。おえーっ
2017/02/14
koguma
読友さんの熱心なオススメにより読了。噂通り強烈だった! この世に存在するありとあらゆる汚いもののオンパレード!得体の知れない虫やらなんやらがゾワゾワ這い回る描写が多くて、身体がカユカユになった(泣)。でもこの話、ただ汚いだけで終わらず、衛生と不潔の観念だったり、私たちが普段当たり前と思い何気なく行っていることの数々が実は変なの?と考えさせられることもあって中々奥が深い。この世の均衡は、浄神と不浄神が折り合いをつけて何とか成り立っているのねきっと。
2017/01/22
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