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スワンソング (角川文庫 お 49-6)

スワンソング (角川文庫 お 49-6)

スワンソング (角川文庫 お 49-6)

作家
大崎善生
出版社
角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日
2010-06-25
ISBN
9784043740062
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スワンソング (角川文庫 お 49-6) / 感想・レビュー

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びす男

主人公の男の、独りよがり具合ったらなかった。自分勝手に大切な女性を振っておいて言い訳を続け、それらしい言葉を並べて共依存の沼にはまっていく。結末が気になったので最後まで読んだが、二人の女性の死が、主人公の自己陶酔を深める悪酒にしかなっていないのを強く感じてしまった。

2017/10/07

巨峰

350ページにわたって光もあまり届かない冷たい湖の底を這いずり回るようなそんな小説だから、誰に薦めたりできるだろう。主人公は言い訳ばかりだし・・・かなり自分勝手では?・・・9割5分までは主人公に対する言いようもないもどかしさを感じながら読んだ。知恵が足りない感じ。ドイツに逃げたようにも感じた。お勧めはしません。

2010/10/18

きのぴ

同僚の恋人との三年越しの恋愛にけりをつけた主人公は、アルバイトの由布子と付き合うことに。しかし二人の歯車はそのときから少しずつ狂い始めるー。とにかく主人公が由香と別れるのが遅すぎる。自分の気持ちがはっきりしているのに、なぜそんなにグズグズしているのか。由香のためとか、由布子のためとか言い訳にしか思えなくて、結局は自分が悪者になりたくなかったんだろうなと。主人公がもっとはっきりしていたら、二人の女性はここまで不幸にならなかったと思う。

2022/12/25

KEI

購入。一切感情移入できなかった。「パイロットフィッシュ」、「アジアンタムブルー」に見た、ひりつく様な寂寥感、形容しがたい喪失感、そして淡々と紡がれる過去の眩い日々、今回もそれを期待していたが・・・。まったく小説を読んだことのなかった高校卒業直後、そして失恋直後の僕だったからこそ、前述した2作への想いが大きすぎたのかもしれない。僕にとってこの「スワンソング」は登場人物全員に魅力がないためにどうしようもない。好きな人に依存し、好きな人に依存され、そこだけで完結している小さな世界。 続きはコメへ

2010/07/20

zanta

うーむ。疲れた。自分のことは棚に上げて言うが、情けない人たちすぎて。ある意味幻想的。こんなに何もかも傷つけてダメにしてしまう出会いはなくて良かった。

2013/08/05

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