葬神記 考古探偵一法師全の慧眼 (角川文庫 あ 52-1)
葬神記 考古探偵一法師全の慧眼 (角川文庫 あ 52-1) / 感想・レビュー
ひめありす@灯れ松明の火
フィールドワーク系蘊蓄ミステリ三銃士(個人的に。あとの二人は京極夏彦と高田崇史)化野さんの送る探偵譚。蠱猫から続けて読んでいるので、近代の文明によって眠っていたはずの太古の神様が人々に異様な速さで膾炙していくという流れにはさもありなんと思って読みました。古屋君にずっと冷たかった一法師先生が実は一生懸命考える彼が好きだ、と判明した瞬間には思わず『一法師デレる!』。お話自体はこれ一冊では何ともいえず。美保との四角関係(?)含めてあと二冊読んでから総合的に評価したいと思います。とりあえずは、自分の頭で考えて。
2012/03/08
はらぺこ
奈良が舞台やのに『関西風のイントネーション』の呉が浮いてる(笑) あの人が黒幕で、そんなにビビる事あんのかなぁ?シリーズモノやから『ベルズテクノ』『京都の事件』『あの方』ってのが後々絡んでくるんやろなぁ。 232ページは前野と加山を間違えてる気がする。 自分には第四次調査◎第七層(攪乱層)を挟む意味が分からんかった。
2013/03/19
夢道場
奈良が舞台でワカマツカオリさんの表紙に考古学者が探偵役と好きな要素だらけだがちょっとこの一冊ではまだまだミステリー的にもキャラ的にも物足りないんでこのシリーズもう少し読もう。
2016/01/14
タックン
本屋で表紙を見て気になってブックオフで見つけたから買った本。歴史は好きだけど考古学とか祟りとかは苦手だけど始めは読みやすくて意外と面白かった。一法師全は京極堂ほどではないけど似たキャラだし、古屋と美保はビブリヤみたいだった。中盤までは考古学ミステリーっぽくて面白かったけど終わりに向かって”ぬかとさま”の祟りにこだわり過ぎてバタバタしちゃってわけわからなくなったのが残念だな。考古学の知識を多少覚えられてよかったかな。
2013/01/12
nins
考古探偵と呼ばれる一法師全が事件を解く。一法師より、普通の人、古屋くんのダメッぷりが、この作品の中では良い感じ。遺跡で起こった事件。祟りなのか、殺人なのか。謎自体は薄く、全体の物語の説明に終始。新しいシリーズ物としての1巻ということもあり、伏線を用意しすぎて、雑多感も。一般市民がヒステリー化する場面は、人工憑霊シリーズ踏襲したみたい。ちょっと展開が飛びすぎかも。シリーズ物なので、2巻以降は、もう少しスッキリしたいところ。登場人物のキャラの性格が強いので、面白さを期待したい。
2011/04/14
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