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キミは一人じゃないじゃん、と僕の中の一人が言った (ファミ通文庫)

キミは一人じゃないじゃん、と僕の中の一人が言った (ファミ通文庫)

キミは一人じゃないじゃん、と僕の中の一人が言った (ファミ通文庫)

作家
比嘉智康
はっとりみつる
出版社
KADOKAWA
発売日
2017-08-30
ISBN
9784047347465
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キミは一人じゃないじゃん、と僕の中の一人が言った (ファミ通文庫) / 感想・レビュー

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まりも

3人の僕と、4人の彼女。これは多重人格の2人の恋模様を描いた物語。やられた、今作も完全にやられました。小ネタに笑い、2人の初々しくて甘酸っぱい恋模様に胸がキュンとなり、そしてラストの展開で涙腺を崩壊させられる。もうね、こんなにも胸にいろんな想いが溢れてくる素晴らしい作品に出会えたとか本当てきてよだ。純度100%という煽りに一切の偽り無しですね。ほろ苦く切なくて、だけども胸があたたかくなる。そんな独特の読後に残る余韻がたまらなく好き。願わくば僕と華の実のその後を読んでみたい。たまらんの続刊も待ってます。

2017/08/30

夜桜キハ @桃源暗鬼アニメ化おめでとうございます

多重人格である、チーム市川櫻介は、とある日いじめられっ子で孤独な少女一色華の実を助けたことで「多重人格ごっこ」をすることに……。しかし、転校して別れてしまいますが、高校になって再会。その時には華の実に他の人格は居なかったけれど、多重人格ごっこを続けていくことに。そして、気づく恋心、ピュアすぎる恋物語……。これぞ、青春!読んでいてわくわくしました。しかし、最後人格についての謎が解け、真実が明らかになりラストシーンには思わず切なくて……。でも、希望を感じさせられる終わり方でした。続編あったら読みたいですね。

2023/07/25

よっち

小学校時代の多重人格ごっこという二人だけの秘密を共有する一色華の実と高校で再会した、三人の人格を抱えて生きる市川櫻介。秘密を唯一知る彼女との再会が二人を変えてゆく青春小説。別人のように人気者になっていた彼女から再び持ちかけられた多重人格ごっこ。急速に距離を縮めていく二人のやりとりがとても甘酸っぱくて幸せそうなのに、時折垣間見えてしまう彼女の想い。再会した彼女が乗り越えてきたこれまでとその宿命には切なくなりましたが、だからこそ櫻介と彼女が幸せになってゆくこれからを読みたいと思いました。続巻期待しています。

2017/08/29

わたー

★★★★★比嘉さんの久方ぶりの新作は、多重人格者同士のラブコメ。良かった。この一言に尽きる。幸せを絵に描いたような幸福な前半からの終盤の落差たるや、涙が止まらなかった。正直、展開としてはベタなので早々に仕掛けには気づいていたのだが、それでもなお、ここまでのものをだしてくるとは。はっとりみつるさんのイラストも秀逸。たまらんの続きが出ないことだけが残念である。

2017/09/06

まるぼろ

囚滋、θ郎、キイロの三人の人格が常に記憶も共有しながらチームとして生きてきた市川櫻介だったが、やはり多重人格で小学生の時に秘密を共有していた一色華の実と入学した高校で再会するが…と言うお話です。とても良かったです。とても幸せそうに映っていたが為に春雨から語られた真実にはとても辛いものがありましたが、それと同時に今まで辛い思いをしてきた華の実のこれからが幸せな人生を歩んでほしいとも思いました。単巻で良く纏まってはいますが、出来る事なら華の実も含めた「八人」のその後の話も読んでみたいと切に思いました。

2017/09/13

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