午前2時に、キミを待ってる。 (魔法のiらんど文庫)

さやか*

自分の事を話すのが苦手でとても怖がりな美和ちゃん。周りの人間と上手くつき合う術を身につけているけど、 臆病すぎて誰とも深く関わらない千聡くん。２人はすごく惹かれ合うんだけど、お互いの性格ゆえにその距離は縮まったかと思えば離れたり…。こんなにお互いがお互いにとって特別な存在になりたいと思える関係っていいなぁと思いました。美和の置かれた環境は厳しいのかもしれないけど、こんなに愛されてとても幸せだと思う。読み終わった後も、この小説の世界観と２人の心地よい関係が胸に残りました。

2014/02/14

moe*

表紙が綺麗なのと、椿ハナさんの本なのですぐに買ってその日のうちに読みました♪朝比奈くんのホッとするような優しさがすてきでした。こんな人が身近にいたらいいのにな...

lollipop

怖がりの瀧田さんと　臆病者の朝比奈くんの淡い恋模様。お互いが特別になりたくて　それゆえに　すれ違ってしまった学生時代。第十三夜を読む前に、もう一度　 第七夜でおさらい。　大人になった朝比奈くんがもっと早く迎えに来る勇気があればよかったのに・・・ 　携帯小説にありがちな表紙ではなかったので、初めて本屋さんで購入できました。

2014/01/28

なつき

椿ハナ『午前2時に、キミを待ってる。』読了。まず思ったのは、純度が高いなあ、ということ。五年も忘れられずにいられることって、そうそうない。そして次に思ったのが、この小説の技術の高さ。読者の感情を持ち上げたり落としたり、っていうのが巧み。これがエンタメか……。朝日奈くんは格好いい。

2014/02/23

猫背

等身大。帯に書いてあったこの言葉が分かる気がしました。実際は自分に自信のない人ばっかりで好きな相手に対しては臆病な行動を取るもんだと思います。もどかしいとは思いませんでした。ただお互いが特別になりたいが故にすれ違ってしまったことは切なかったです。ちょっと言えば、朝日奈くんにはもっと早く行動して欲しかったですかね。5年はなあ。やっぱりどこか男が引っ張ってけよ、という古い考えがあるからかもしれません。お気に入りの場面はふたりが遊園地に行くところで、心穏やかに読めました。

2014/02/27