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天の瞳 成長編 2

天の瞳 成長編 2

天の瞳 成長編 2

作家
灰谷健次郎
坪谷令子
出版社
KADOKAWA
発売日
2001-03-01
ISBN
9784048732864
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天の瞳 成長編 2 / 感想・レビュー

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Miyoshi Hirotaka

自己確立を教える少林寺拳法。技法の中に教えが組み込まれているが、実践するのは難しい。実際には、メダカの群れのように右往左往し、人の動きを真似るのが精一杯だ。しかし、これでは目の前の課題は、解決しないどころかいつまでも他人事。無関心は、誤解や対立を生み、憎しみを増幅させ、暴力につながる。自分の命は自分一人だけのものでなく、その中に幾つもの他者の命が存在していることを理解すれば、他人の悲しみや苦しみは自分の身近な問題になる。仮にそれを解決するのにあまりに非力であっても、その方向に歩み始めたことにはなるのだ。

2013/09/05

ビーバー

面白かったけど、主人公の子供たちの出来が良すぎだ~

2013/08/08

mari_itomo:to

青ポンがどんどんかっこよくなっていく。

2015/10/01

FK

中学一年生の主人公たちの活動(活躍?)を描く。もろに鉄拳の暴力の世界に足を踏み入れざるを得ない状況に。世の中は、社会はいくら隠されていてもその根底にはさまざまな暴力があるということ。そして中学生たちの場合、それは物理的な肉体的な暴力として発現してくる。倫太郎たちもその渦に巻き込まれつつも、解決の方途を模索していく。/一つ、わたしの中で、はっきりしたことがある。今の時代、学校の中に学校がない、ということや。(P.135 育友会副会長・庵心籐子)

2015/07/15

よしえ

倫太郎達が通う中学高の非行グループが乱闘 を起こし、警察沙汰に。ホームルームでこの事件の話し合いが行われ たが、ひとりの女生徒の 「事件を起こした生徒たちが、罪にならないために、わたしたちにはなにができますか」 の言葉で倫太郎達は自分たちには何ができるかを模索し始める。いじめ問題がタイムリーだから、どうしてもその話題になってしまうけれど被害者側、加害者側、教育者側が罪のなすりつけあいをしていては何の解決にもならないよね。「わたしたちになにができるか」倫太郎達を見習わなければならないところがいっぱい。

2012/08/20

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