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風の歌、星の口笛

風の歌、星の口笛

風の歌、星の口笛

作家
村崎友
影山 徹
出版社
KADOKAWA
発売日
2004-05-24
ISBN
9784048735407
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ジャンル

風の歌、星の口笛 / 感想・レビュー

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おかだ

はぁ~なんか壮大だった。こないだプラネタリウムでボイジャー1号の長い長い旅の様子を見てきたばかりなので、それを思い出しながら読書。横溝正史ミステリ大賞?ものっすごいSFなんだけど…と疑問を抱きつつ時代も場所も全く異なる3つのSFストーリーを追っていくと、終盤見事にひとつに集約され、時空を超えた切ない恋物語が描き出されるという。面白かったと思う。無理やり感はあるけど驚かされた。でも選評の坂東眞砂子さんの言う通り、こんな盛大に無責任極まりない女は如何なものかと思った。

2017/02/10

雪紫

「0番目の事件簿」で気になった話。ミステリというよりSF。動かなくなったペットロボット。天井に張り付いた奇妙なミイラの密室殺人。自分以外の人々が忘れた恋人の存在。この3つのエピソードがどう絡むのかは読み進めるたびに理解するも・・・微妙にツッコミたいところがある(あの精悍な顔付きの「被害者」の正体とか)。とりあえず切ないけれど理不尽。理不尽だけど高里さん的なタイトル回収の部分が切ない。

2019/09/07

すすぎ

「熊の寝床」が欲しい。

2015/06/10

poke

それぞれのストーリーが全く絡み合わなくて、なんの話をしたいのかさっぱりわからず読み進めていたけれど、最後にきっちりまとめてくれたので満足しました。途中からなんとなくみえてはいたけど。

2010/09/12

DK

横溝正史ミステリ大賞受賞作なのだが、完全な異色作であり、マムなる全能の存在により完全制御された世界での異常、人工惑星に降り立った調査隊が見た文明の破滅、入院から目覚めた青年が感じた記憶の齟齬、という3つの謎が有機的に繋がり、壮大なスケールを構築するのだが、そうしたミステリ的解決はどうでも良くて、それよりもこの収斂した先に浮かび上がる感情にこそ魅力があるのだ。従って、ミステリとしてよりもSFとかファンタジィとか恋愛小説として読むべし。

2010/03/13

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