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虚像の砦

虚像の砦

虚像の砦

作家
真山仁
出版社
角川書店
発売日
2005-07-01
ISBN
9784048736251
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虚像の砦 / 感想・レビュー

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kotte

オウム真理教による坂本弁護士一家殺害事件とイラク日本人人質事件がモデルになったフィクションです。真山仁さんの作品らしく、徹底的な取材に基づいて書かれているのでしょう。かなり昔ですが、今でもイラク日本人人質事件が発生した際の自己責任論は思い出せます。真山仁さんはあくまでフィクションとしていますが、あの事件の背景に本書のような動きがあったとしても不思議ではないな…と考えながら読みました。ハゲタカシリーズとは違った読み応えがある本ですので、皆様にもオススメしたいです。

2017/03/15

yasu_z2

実在の事件を絡ませている、特に国会議員への事前検閲など耳が痛い! ただし、話としてはつまらない。他の作品と比べると今ひとつ感だった。

2012/12/17

いずみ

真山仁、読ませるなぁ。やはり好きだなぁと再確認。参考資料まで読みたいと思わせてくれる

2017/01/05

たに

★4 再読。物語の構成上重要な事件の、モデルとなった事件がいくつか浮かんだが…それらを活かしながら、伝えたい事は伝わってきた。画一的な番組や明らかな情報のイメージ操作。テレビを余り見なくなって久しい。テレビ局の存在意義とは一体何なのであろう。願わくば、風見の様な方が一人でも多く出てこられる事を祈っている。

2016/01/03

majimakira

テレビ局というマス・メディアを陰で包み込んでいる更に巨大な力、それも一つに止まらぬ、様々な方向からのびる力の実態が垣間見えるとてもスリリングな展開!現実に起こった2つの事件をモチーフにしていることが明らかであり、それらの舞台で絡み合う当事者(被害者、テレビ、並びに上述の様々な力)がリアルとフィクションのどっちつかずで読む側を惑わせる面白さです!特に、人質「自己責任論」のくだりは、政府の思惑説がリアルに映り、尚且つ主人公の主張から展開する「人質自身が責任を果たした」という論理には思わず唸ってしまいました。

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