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おとなりの晴明さん ~陰陽師は左京区にいる~ (メディアワークス文庫)

おとなりの晴明さん ~陰陽師は左京区にいる~ (メディアワークス文庫)

おとなりの晴明さん ~陰陽師は左京区にいる~ (メディアワークス文庫)

作家
仲町六絵
出版社
KADOKAWA
発売日
2017-10-25
ISBN
9784048934640
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「おとなりの晴明さん ~陰陽師は左京区にいる~ (メディアワークス文庫)」のおすすめレビュー

陰陽師が京都で長期休暇取得中!? あやかしファンタジー『おとなりの晴明さん』

※「ライトに文芸はじめませんか? 2019年 レビューキャンペーン」対象作品

『おとなりの晴明さん ~陰陽師は左京区にいる~』(仲町六絵/KADOKAWA、メディアワークス文庫)

 誰だって、働きづめじゃ疲れますよね。適度な休憩は仕事の能率を上げるというし、世界の名門大学でも、見聞を広めるために、「ギャップ・イヤー(高校卒業後、大学入学まで自由に過ごす期間)」の取得を推奨しているというし。それなら当然、陰陽師にだって休暇は必要だと思いませんか? そんな休暇中の陰陽師が“おとなりさん”だったら、最高におもしろいと思いませんか?

『おとなりの晴明さん ~陰陽師は左京区にいる~』(仲町六絵/KADOKAWA、メディアワークス文庫)の主人公・桃花は、一家で京都に引っ越してきた女子高校生。お隣に住んでいたのは、白狐に似た端整な細面と切れ長の目、スーツ姿が特徴的な美青年だ。彼は大学で研究職に就いていて、今は休暇中だというが、桃花の両親は、彼を見て驚いた顔をする。似ているのだ。15年前、安倍晴明を祀る晴明神社で、ぐずる桃花を泣きやませてくれたイケメンに。

 とはいえそ…

2019/1/29

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読書メーター×ダ・ヴィンチ「ライトに文芸はじめませんか? 2019年 レビューキャンペーン」開催!

 株式会社トリスタ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:橋場一郎)が運営する日本最大級の書評サイト「読書メーター」と、本とコミックの情報誌『ダ・ヴィンチ』(KADOKAWA)は、2月4日(月)より「ライトに文芸はじめませんか? 2019 レビューキャンペーン」を共催で実施する。

「ライトに文芸はじめませんか? 2019レビューキャンペーン」では、対象作品を読んで読書メーターに感想を投稿してくれた方の中から抽選で80名様に図書カードネットギフト2,000円分が当たる。

 また、レビューキャンペーンの先行企画として、1月28日(月)よりフェア対象作品8作品セットが抽選で10名に当たるプレゼント企画を読書メーターで行う。

 レビューキャンペーン開催に伴い、日本出版販売株式会社の協力のもと、2月4日(月)から3月中旬まで全国約300店舗(日販取引書店)で、「ライトに文芸はじめませんか? 2019 フェア」が展開される。

【対象作品】 『幻影の手術室 天久鷹央の事件カルテ』(知念実希人/新潮社) 『昨日の僕が僕を殺す』(太田紫織/KADOKAWA) 『もう一度、…

2019/1/28

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おとなりの晴明さん ~陰陽師は左京区にいる~ (メディアワークス文庫) / 感想・レビュー

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カメ吉

この作品は予想以上に面白かった。京都のガイド的な読み方をしても面白いのでは?短編5作ですがどれもユーモアあり歴史の勉強もありで楽しい作品ばかり。第二話に登場の篁卿と時子は『からくさ図書館』シリーズをすでに継続中なんですね。ぜひそのシリーズも読んでみたいです。最後に本作品のヒロイン桃花の一家は引っ越し前の住み家は私の地元なんでビックリでした。

2017/12/11

スズ

大津市から京都に引っ越した女子高生の桃花は、飼い猫を隣家に暮らす晴明という青年に救出して貰って以降、縁あって家庭教師と生徒という関係に。だが、晴明の正体は閻魔庁第三位の冥官にして、平安時代の大陰陽師安倍晴明その人で…。『からくさ図書館の来客簿』とかなり濃くリンクしており、小野篁が掌に生み出した瀟洒な煉瓦造りのからくさ図書館の外観に歓声を上げたり、可愛らしい仕草が多い時子の可愛さにメロメロになったり、茜の店のかんざしを褒めまくったりと、感情表現豊かな桃花と聡明だが世間知らずの晴明の二人が大好きになりました。

2018/10/13

滋賀から京都に引っ越してきたリボンが大好きな女の子と、陰陽師。 この類の話は好きじゃない… パラ読み。

2019/04/05

アン

『からくさ図書館来客簿』の関連作。『からくさ~』は未読ですが大丈夫でした。一家で京都に越してきた高校生の桃花。お隣に住むのは本物の阿倍晴明。冥府の冥官として現世と冥府を行き来する。浮世離れした晴明さんと今時の普通の高校生の桃花の会話も楽しい。だんだん桃花の態度が気安くなっていくがそれはお互いに距離が縮まってる感じで微笑ましい。彼らの前に現れる問題もみな優しい話で読みやすかった。「お猿前線異常なし」のお猿さんたちが可愛いかったな。続編も読みたいと思います。

2018/12/06

真理そら

現代の京都・左京区に住んでいる晴明さんの隣に引っ越してきた女子高生・桃花の視点で話が進んで行く。桃花の家の猫を(桃花の夢の中に登場して)助けてくれたり優しい面もある晴明さんだけれど、物憂い雰囲気で少し底意地の悪い面もある。桃花がかなりオクテだからか晴明さんのイケメン設定が全く意味がないのがおもしろい。からくさ図書館の登場人物も登場してゆるゆると話が進むファンタジー。

2022/04/16

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