ヴィットマン戦記1943 (歴史群像コミックス)
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ヴィットマン戦記1943 (歴史群像コミックス) / 感想・レビュー
印度 洋一郎
戦記劇画の第一人者が、最新の研究成果を元に1943年~1944年のミヒャエル・ヴィットマンの戦いを描いた実録劇画。当時の状況を事細かに再現し、特にヴィレル・ボカージュでの最後の戦いは三つの説を併記し、武装SSのアルフレッド・シュナイダー・ライトが生存していたという新事実も紹介するなど、資料性も高い。コミックと言うよりも、劇画による戦史解説本のような内容なので、いわゆるマンガを読むつもりで手に取ると違和感があるかもしれない。著者が80年代に描いたヴィットマンの伝記コミック「鋼鉄の死神」との読み比べも一興か。
2011/09/28
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