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村上春樹全作品 1990~2000 第1巻 短篇集I

村上春樹全作品 1990~2000 第1巻 短篇集I

村上春樹全作品 1990~2000 第1巻 短篇集I

作家
村上春樹
出版社
講談社
発売日
2002-11-21
ISBN
9784061879416
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村上春樹全作品 1990~2000 第1巻 短篇集I / 感想・レビュー

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ジョンノレン

短編は数編、あとは断片集で空白ページ多数で名実共に中身がスカスカ。ハルキストにとっては、これでも楽しめるのかも知れないけど、外から覗き込む立場からはいやはや何とも。かろうじて「我らの時代のフォークロア」「加納クレタ」「夜中の汽笛について〜」「ふわふわ」は多少引っかかってきた。"解題"と称して、この本に載せられた"作品"の制作背景や意図、編集や掲載サイドのやり取りなどがつらつらと。舞台裏はそれなりに。

2023/11/11

tom

なんとまあ、3回目の再読。既読感はあるものの、その記憶はおぼろげ。これもいつものこと。それはともかく、過去のコメントを読んでみると、今回が最も楽しんで読んだらしい。巻末で村上さんによれば、自分の書いた短編の中から選ぶなら「TVピープル」と「眠り」とのこと。「眠り」については、私も同意見。そして、この書中の短編は、私には不思議さいっぱい。村上さんの頭の中は、どんな仕組みになってるのか、これが気になる。いまはノーベル賞の季節。私は、ジョン・アービングにノーベル賞をと思っているのだけど、どうかなあ(笑)。

2022/10/05

図書館で読んだ短編集。後半は一ページ半の短編。「使い道のない風景」は共感。春樹はなんとまぁ感性の人だなぁ。前半は読んだことあるので飛ばした。

2014/08/08

春ドーナツ

短篇集「TVピープル」に収録されている作品の全体的なトーンについて考えている。むずむずする。それを言語化しようとする度に「タルップ・ク・シャウス・タルップ・ク・シャウス」、ノイズが妨げた。要約は苦手だけれど引用するのは好きだ。「飛行機」5頁目。「時折自分が圧倒的な混迷の中を彷徨っているように感じられた」これをシンプルにパレフレーズすると「1Q84」の世界になるような気がする。異界だとか井戸の底の壁を抜けた先にある空間だとか色々思いつくけれど。日常生活を脅かす静かな混迷。誰にもわかってもらえない不安。迷子。

2019/09/19

sashawakakasu

TVピープルは好きだったが、また読んでやっぱり好きだなと思った。ノルウェイの森ダンスダンスダンス後の薄暗い日々の復帰の時に書いたとあり確かにTVピープルは重たい雰囲気がある。短い作品ではビールと真っ赤な芥子とドーナツ化とフリオ・イグレシアスが好きです。どれもおもしろいけど特に。

2020/09/22

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