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誘拐児

誘拐児

誘拐児

作家
翔田寛
出版社
講談社
発売日
2008-08-07
ISBN
9784062149181
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誘拐児 / 感想・レビュー

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takaC

うーん、タイトルに騙された。いや騙されたというより勝手な思い込みか。だって江戸川乱歩賞だっていうからさ…。事件モノかと思って読み始めたらむしろ人情モノ(?)だった。推理部分の出来ばえが良いのか悪いのかは良くわからなかったし。

2014/11/27

itoko♪

【第54回江戸川乱歩賞受賞作】5才の男児が誘拐され、身代金は奪われ、男児の消息は不明。そして約15年後、一人の女性が殺害される事件が発生。そして、出自に疑問を抱き調べ始めた青年。三つの軸が絡み、ほどけた時に見えたものとは…。ラストの刑事の言葉に目頭が熱くなった。新作【真犯人】でも思ったが、刑事の人間性が 翔田作品の魅力の一つでもあると思う。読み応えのある作品だった。

2016/02/11

ゆみねこ

戦後の混乱期に5歳の男の子が誘拐された未解決事件と、地味な女の殺人事件。物語の内容としては、良く出来ていて面白かったけれど、刑事たちのいがみ合いは不要ではないかと思った。終戦後の昭和21年から、15年後の36年。時代感が上手く描かれていて素晴らしい。

2014/05/08

よんよん

戦後の混乱の中で誘拐された五歳の男の子。身代金は奪われ、子どもは帰ってこなかった。15年経って、起きた殺人事件。誘拐事件と関係するのではないかと追う刑事。そしてその当事者からの謎解き。二つの道が狭まり到着するところにあった真実は…初読み作家さん。

2018/02/03

ちょろこ

戦後の混乱と共に頭も混乱、の一冊。昭和21年に起きた未解決誘拐事件、15年後に起きた殺人事件、自分のルーツに疑問を抱く青年。戦後の混乱、時代背景と人の心情を上手く使ってこの3つの真相に迫ったミステリなんだけれど…登場人物が多いせいか途中から自分の頭が混乱。つながりや展開が予想できたけれど、そこはもちろん上手くひねられていた、いや、ひねられ過ぎていたせいか…またしても頭の中は混乱。真犯人登場の瞬間はありがちだけれど久しぶりにドキドキ。輪島刑事が所々、人間について語るセリフが印象的だった。

2016/02/14

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