復活!! 虹北学園文芸部
復活!! 虹北学園文芸部 / 感想・レビュー
へくとぱすかる
何気なく手にとって、そしてあっという間に読み終わりました。文芸部を復活(事実上の創部)させる最低条件をクリアするまでのストーリー。申請期限という刻限に間に合うかどうかがスリリング。ほとんど「暁の死線」か「ヤマト」(?)。学園ものでありながら、学校の描写が少なく、ほぼ主人公・岩崎マインを中心にした会話と行動に終始する、非常に読みやすい作品。部員集めという行動を通じて、同時に友人を作っていく物語であることに、今気がついた。なぜか心を動かされるものがあるなぁ、と思ったら、理由はそれなのだ。
2014/08/04
じょうき
図書館本。夢水清志郎もクイーンも、次巻が貸出中だったために繋ぎで借りたのだが、想像を超える面白さだった。ものを書くことの情熱が、岩崎マインというぶっ飛んだキャラクターを通して存分に描かれる。フォントのサイズが変わるのは、最初はどうかなと思ったのだが、ラストでの変更は、笑ってしまった。ぜひ「女神様とおよび作戦」の顛末を読んでもらいたい。意識せず手に取ったが、夢水清志郎シリーズとはっきり繋がっていて嬉しくなった。この終わり方で続編がないなんてことはないでしょう!ということで、首を長くして待ちたい。
2023/10/11
アイボリー
文芸部の復活のために岩崎マインが奮闘する物語です。個性的な部員がだんだん集まっていき読んでいて面白いです。私の通い始めた高校にも文芸部があるので入ってみようと思います。
2014/04/12
二藍
わたしの知ってる文芸部と違う!! というまず新鮮な驚きがあり、また感心もさせられた。よくもまあ地味度で一、二を争うような室内部活をここまで体育会系熱血ものに持ちこんだものだと(笑)。文芸部を復活させたがっている主人公、マインちゃんのキャラクターがなにより強烈。そのパワフルさと無鉄砲さに呆れ若干引いたものの、彼女の小説にかける情熱は素直に尊敬できた。作品内に出てくる各種小説トレーニングもまさに目からうろこで、考えてみればいろいろな鍛え方があるんだなあと驚かされた。
2014/06/13
藤月はな(灯れ松明の火)
時々、登場する虹北商店街や夢水清志郎シリーズの登場人物や小ネタに大喜びしました。(とくにp174の教授人形に!)一体、マインちゃんのお父さんって岩崎家とどんな関係があるんだ・・。文学トレーニングは楽しそうで是非、やってみたい!!
2009/11/16
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