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1000年後に生き残るための青春小説講座

1000年後に生き残るための青春小説講座

1000年後に生き残るための青春小説講座

作家
佐藤友哉
出版社
講談社
発売日
2013-01-22
ISBN
9784062181105
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1000年後に生き残るための青春小説講座 / 感想・レビュー

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藤月はな(灯れ松明の火)

三十路、元妻との再婚、家の建築などを経て青春汁を使い果たすべく、「戦後小説の再評価をしましょう」という群像の意向を捻くれた路線で上梓した佐藤友哉氏。中学生に彼の作品と出逢ってしまった私は、最高に尖がっていた異端のミステリー作家から自虐を込めつつもかっこ悪くも筆を持って戦う姿への変化はほろ苦くも応援したくなる。去年、エンディングは各々、異なる鏡家サーガを一千ドルで限定販売した佐藤友哉氏は「1000の小説とバッグ・ベアード」の片説家となってしまったのか?否、例え、読者に声は届かなくても必要とする人はいてくれる

2013/05/08

harass

手に入れたので再読。暴論に突っ込むのは野暮。とにかく1000年後も生き続けるには死ななければいいだけのことだ。なんて簡単なんだろう。そのやり方もちゃんと書いてある。

2014/03/23

harass

1000年後にも読まれることのできる小説を書くにはどうすればいいのかを語るエッセイ。批評とは言えない。図書館でふと手にとった本だが読み出したら止まらなくなった。無茶なことを言っているのは著者も承知しているがところどころでうなずけるところが多い。無勝手流で論じていって心に響くところがあるのは才能か。アジテーションとして読んでいて面白い。すでに忘れ去られた作家と忘れられてない作家を例に上げて何が違うのかを語る。また電子図書とネットの問題や3.11の経験を作家はどう語るべきかも。面白い姿勢で語る人だなと感心。

2013/08/20

訃報

稚拙でバカだけど、終盤どんどんボルテージが上がってって、こいつすげえよ、と思わされてしまった。『あなたの人間性はどうでもいい。人間である前に、物書きであれ。自分のアイコンとキャラ作りに徹底せよ。「おれはこんな人間でござい」という自己演出がぬるいから、物書きである前に人間になってしまうんだ。』『人間である前に、物書きであれ。そんなに人間でいたければ、何も書くな。人間のままものを書くやつは、小説の敵だ。』『死ぬな。書け。書きつづけろ。結果……いつか、どれかが、歴史に残るかもしれない。その存在を、有能な観測者が

2016/03/20

ぐっち

1000年後に生き残る…ってまた大きく出たな~。夜中に一気読みしてしまったためいろんなことが蒸発してしまい、1000年後どころが、既に今「青春汁」と「3・11後」と「ライ麦」ぐらいしか残ってないけど、何だか面白かった気がします。

2013/09/14

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