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女系の総督

女系の総督

女系の総督

作家
藤田宜永
出版社
講談社
発売日
2014-05-22
ISBN
9784062189583
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女系の総督 / 感想・レビュー

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カブ

密度の濃い女だらけの家族に囲まれた崇徳さんは、長男で家長、父親でおじいちゃんでもある。家族それぞれに色々あって、まるで昔、家のテレビで見ていたホームドラマのようなお話。面白かった。

2021/09/22

Yuna Ioki☆

1678-109-50 女は怖い的なストーリーかと思いきや意外と良いお父さんでした。日常でありふれた内容だけどラストは良かったねと言いたくなる。

2017/06/29

いくら

初めて読む作家さん。あまりないことだけど1ページ目から宗徳さんのペースに嵌った。女系の家族の黒一点として、諦観と柔軟性を兼ね備えた語りに約500ページ付き合いましたが、疲れません。60年の経験から女性の特性も怖さも十分すぎるほどわかっているから、母親との関係、姉との関係、三人の娘との関係と、どの関係も疎かにしない。5差路に立って交通整理をするお巡りさんに例えられたのは、なるほどと思った。

2015/09/23

keiトモニ

太郎さんの“崇徳さんは熱帯雨林の総督です”…?我が職場環境ですと、男は私一人に女性9名ですから、私が熱帯雨林の総督ってことですか。むむ、これで扇の要は嫌だね。美千恵の急な変貌には“おっと”って感じで白け気味ですが、何かしらテレビドラマ風で…。女系なら婿養子でなけりゃ話がつまらないでしょうが…。入り婿でこんな女性に囲まれて苦闘する男性が逞しいんですよ。しかし、“崇徳”といえばやはり崇徳上皇でしょう。崇徳上皇の波乱万丈の生涯から見れば総督さんの人生なんて何でもないです…。にしても読者の少ない作家さんですこと。

2014/09/15

スノーマン

藤田さん初読み。女系家族の中で、細々としたことに悩んだりするお父さんの姿がしみじみと良かった。何か決めてるときも、何だかどんどん少しずつ話がズレて着地点違うのに和気あいあいとしてたり、小うるさい姉が実家のことに口を挟んできたりと橋田ホームドラマを観てるみたい(笑)女の人がたくさん出てきたので。自分は誰に一番似てるかなぁなんて考えながら読むのも楽しい。

2014/08/31

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