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時穴みみか

時穴みみか

時穴みみか

作家
藤野千夜
出版社
講談社
発売日
2015-02-27
ISBN
9784062193252
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時穴みみか / 感想・レビュー

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らむり

平成から昭和にタイムスリップした美々加。藤野さんが個人的に昭和を懐かしんでるだけのお話かと流し読みしてたら、最後のカーテンコールが良かった‼︎美々加と小岩井家との関係は結局…??

2015/04/25

クリママ

平成の小学6年生のみみかが、昭和49年にタイムスリップしての3年生のさらになる。昭和のころのあれこれは懐かしく、みみかちゃんは健気に頑張っているし、終章もよかったけれど、さらちゃんのことが… 角田光代さんの書評で知った芥川賞受賞作家の作品だが、ちょっと合わなかったかな。

2021/02/15

ぶんこ

平成20年代に小学6年生のミミカちゃんが、昭和49年の小学4年生のサラちゃんになってしまう。本当の母親に会えなくなるのではとの不安は判るのですが、あまりにかたくなな性格に、このままでは将来、大丈夫かなと思ってしまいました。タイムスリップした先の家族全員が大らかで優しかったのが救いです。ママさんの大らかさ、お姉ちゃんの優しさにホッコリし、自分の付けた名前を、しつこく否定されたパパさんの切なさ。そして小学4年生の同級生さらミミ会の4人のあたたかさも素晴らしい。平成に戻れたミミカちゃん、少しは成長出来たかな。

2015/04/20

よこたん

“ちょっぴりさみしくて振り返っても そこにはただ風が吹いているだけ” ラジオから流れるメロディと少しさびしげな声がただただ懐かしい。いつのことかと記憶にはなくても。平成から昭和49年へのタイムスリップ。何もかもが物珍しく、便利さに慣れた小学生の美々加には不便だったし、何よりも不安だったが、家族や友達の温かさに救われる。昭和の「さら」は「美々加」と入れ替わっていたのか、どこへ行ったのか、それとも元々存在していなかったのかは、分からないのだけど。ベルばら、コックリさん、「うーん、マンダム」懐かしかった!

2020/12/05

風眠

ネットも携帯もまだ無くて、駅構内の小さな黒板の伝言板で連絡を取り合う。時々「○○LOVE」とか書かれてたり。テレビのチャンネルはガチャガチャ回すやつで、兄妹でチャンネル争いしたり、私も昭和生まれなので映像でパッと思い浮かべられる。私の昭和にはキティちゃんはもういた。こっくりさんの変化球「ハートさま」が流行った。リカちゃん人形で遊んだし、黒電話も家にあった。平成生まれの小6の美々加が、昭和49年にタイムスリップ。今ではクレームになることが普通にあった昭和。子どもには新鮮に、大人には懐かしく感じられる物語。

2015/05/06

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