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僕らの惜春

僕らの惜春

僕らの惜春

作家
白倉由美
貞本義行
出版社
星海社
発売日
2016-02-27
ISBN
9784062198318
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僕らの惜春 / 感想・レビュー

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東京湾

あの頃、僕らは未来も見えないで、ただ何かを求め藻掻いていた。80年代、新たな文化の黎明期の中で、淡く繊細に煌めいたボーイミーツガール。少年は自分を探し、少年は夢想を求め、少年は現実を知り、少年は選択をする。目眩がするほどにイノセントな青春小説だった。いつかは失われる純粋、その惜しみなく美しい刹那の春。

2020/09/03

おさと

ある意味ファンタジー。ラノベっぽいかなと思いきやそうでもなかった。冷めた目で見てしまったらそれまでだけど。P266兄の言葉は納得。

2016/04/02

みほ

「人生って、意味をみつけることじゃなくて、今、ここにいること、その経験だと思う」(p157)「経験は未来の自分への贈り物だ」(P251) 私より5歳年上の著者が過ごした80年代を生きる少年が、高校時代を回想しながら語る自分探しの物語。多分、白倉さんの体験が投影されているんだろうな、と彼女の漫画家時代の作品たちを思い出しながら思った。「自分の生き方」について高校時代にここまで突き詰めて考えている(いた)かなぁ。表紙のイラストが内容と合っていなくてもったいない。各章のタイトルに7,80年代の歌のタイトルが。

2020/12/02

すすぎ

救われたかったのは若い日の著者なのだろうと感じた。

2016/07/02

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