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藤田嗣治の少女

藤田嗣治の少女

藤田嗣治の少女

作家
藤田嗣治
会田誠
出版社
講談社
発売日
2018-02-17
ISBN
9784062209595
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藤田嗣治の少女 / 感想・レビュー

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アキ

藤田嗣治は5度結婚したが、子どもはいなかった。パリで乳白色の白人女性ヌードでブレイクし、日本で戦争画を描き、戦後フランス国籍を取得し日本国籍は抹消。ランスでクリスチャンとして生きた。生涯にわたるテーマのひとつ“少女”の絵画を現代美術家・会田誠の解説で85点載せている。同じ画家としての視点でのコメントは興味深い。表紙の「少女と果物」1963は176点の日本最大の藤田コレクションがあるポーラ美術館蔵。ポーラ美術館でこの絵が表紙の缶入りの飴ちゃんを購入したことがある。どの絵を見ても、どことなく不気味な少女たち。

2022/06/14

雪紫

レオナルド・フジタのあの乳白色で描かれた少女中心の画集だけど、思った以上に少女以外の絵も多い。初期の婦人像とか・・・しかし、わたし彼の絵好きだけど、こうして彼の乳白色で描かれた少女だらけの絵をまとめて見るとなんか怖い(今までなかったのに。しかも想像の産物って!)。秋田県民としては秋田県立美術館でおなじみの「秋田の行列」も言及して嬉しい。しかし、なかなかコメントが面白い・・・って、これ「切腹女子高生」の絵の人じゃん(飛鳥部勝則さんの文庫版「砂漠の薔薇」参照。なお個人的国内お勧め百合ミス)!!

2020/11/01

tom

藤田嗣治の絵について、会田誠がコメントを付けたという本。会田誠が藤田嗣治が描いたものを愛でるのかという驚きから図書館に注文。どこで重なってくるのか、最後までよく分からなかったものの、藤田の絵の変化の面白さは了解。

2018/04/11

花乃雪音

藤田嗣治が描いた少女絵に特化しているので代表作揃いというわけではないが、順に見るとフジタの遍歴をたどることができる一冊。最後の解説で「秋田の行事」や黙示録のうち「七つのトランペット」「四人の騎士」「新しいエルサレム」の写真の扱いが小さいことが不満であるが、そのことであくまでこの本で扱うのは『少女』であることがより明確となった。

2019/05/07

aisu

画家の少女・女性の絵の変遷がわかったのは良かった。でも少女というタイトルで期待した割には、載っていない絵も多くて少し残念…でも元々、子供の絵の点数が多すぎるのですね。でも、藤田の描く子供・動物の絵がどれも好きなので、全部載ってる本があれば欲しいぐらいです。文章量はそれ程多くないが、解説も良かった。でも、せっかく藤田の晩年の家の取材に行ってるのに、写真も小さいし…。

2018/06/09

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