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30年の物語 (講談社文庫)

30年の物語 (講談社文庫)

30年の物語 (講談社文庫)

作家
岸恵子
町田康
出版社
講談社
発売日
2003-07-15
ISBN
9784062735964
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30年の物語 (講談社文庫) / 感想・レビュー

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テディ

女優と作家を両立できる人の文章である。20代でフランスの映画監督との結婚のために単身で渡仏。ヨーロッパで暮らした歳月の中で書かれたエッセイが時系列ではなくアトランダムに散りばめられている。大物俳優鶴田浩二との思い出、ジャン・コクトオとの対話から大女優の秘話を楽しめ、チェコ人青年との恋物語や同じアパルトマンの煙の騒動から自己主張が強いアメリカ人女性を描いたエピソードは、一つの小説を読んだ気持ちになった。感受性が強く透き通った文章が描かれていたからと思う。多少の脚色があっても良い。空想自体が物語であるからだ。

2020/07/09

coco.

仏映画監督イヴ・シャンピの元妻だった日本人女優・岸惠子が書いた渡仏生活エッセイ。在仏邦人女性である雨宮塔子が、女性誌で推薦していた本。完成度が高く「栗毛色の髪の青年」など、あまりにも流暢な展開なので、正直脚色している疑惑は少々残るが、ロマンス部分は惹きつけられた。常に国境が隣り合う欧州で生き抜くということは、私には、未知なるもの。島国かつ他国まで一定距離がある日本人には、どうしても危機感が鈍く、世界的事件の共有意識も薄いことを実感させられる。話題が国際情勢まで拡がるのは予想外だったが、意義深いものだった。

2015/03/17

レイナ

岸恵子さんは、1人の女性として、憧れます。恋だけじゃなく、パリのこと、政治のこと。1人の勝ち気で好奇心旺盛な女性の回顧録です。

2013/07/07

佐々陽太朗(K.Tsubota)

この本を読んで私の心の奥底に潜む偏見に気づきました。「俳優」を「作家」の下に置き、俳優は一流の感性を持ってはいても、それを文字で表現するだけの知性を持っていないと思っていました。本を読み終えたとき、私はなんとおろかな偏見に囚われていたのかと自らの浅はかさに恥じ入りました。多彩な語彙をあやつり、激動の時代の光と影、そしてそこに生きる人間の微妙な心の襞を描き出す岸さんの筆力に畏敬の念を禁じ得ません。

2010/09/24

yokocoⅡ

岸恵子さん、文章も美人である。そして可愛い。

2014/07/14

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