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隠し絵の囚人(上) (講談社文庫)

隠し絵の囚人(上) (講談社文庫)

隠し絵の囚人(上) (講談社文庫)

作家
ロバート・ゴダード
北田 絵里子
出版社
講談社
発売日
2013-03-15
ISBN
9784062774123
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隠し絵の囚人(上) (講談社文庫) / 感想・レビュー

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遥かなる想い

MWA最優秀賞の美術ミステリ という帯に惹かれて購入。三十六年間アイルランドの監獄に収監されていた伯父が出獄し、1940年と1976年が繰り返し、事実が徐々に明らかになる…という設定。英国・アイルランド・ドイツなどが複雑に絡むプロットはゴダードらしいが…下巻に期待。

2013/04/21

みっぴー

死んだと思っていた叔父が、実は36年間牢獄に入っていた。出所した叔父と再会した途端、周囲が怪しくなっていき、気が付けば危険な世界へ足を踏み入れていた、という話です。現在の主人公パートと過去の叔父パートが交互に描かれ、消えたピカソの作品の謎に迫る歴史ミステリー。キャラクターが弱く、謎が魅力的でないため、私はあまり興味を持てなかったです。過去と現在を行ったり来たりするミステリーって、中毒性が強烈なはずなのですが、この作品は逆にストレスでした。下巻もあるので、続きを読んでみます。

2018/06/08

りつこ

面白くて読みやすい!でも前に読んだことがあるような気がする。でもさいきんの発刊だからそんなわけないよな。前にこんな話なかったっけ?ゴダードデジャヴ。

2013/07/02

アヤネ

MWA賞最優秀賞受賞作。三十六年間アイルランドの監獄に収監されていた叔父。何故そんなに長く?何で?そんな時、実業家所蔵のピカソが盗品である証拠を見つけてほしいとの依頼を受ける主人公。。。先日見つけた気になる作家さん、ゴダードの受賞作品。現在(1976年)と過去(1940年)、交互に物語が進むいつもの文体。今回はアイルランドの問題がからむ作品。1940年代のイギリスの様子が物語の背景で少しわかる興味深い作品。次へ。

2014/12/03

stobe1904

2011年のMWAペーパーバック賞を受賞した作品。Amazonでは最優秀賞(たぶんEdgar賞との勘違いか)とあるが、受賞したのは、日本でいう文庫オリジナル出版にあたるものである。重厚な歴史ものを得意とするゴダードならではの作品。ゴダードはうまさはストーリーテリングにあるが、それは人物が生き生きとして配置されているから際立つのである。本作は、アイルランドに数十年も捕らわれていたいわくつきの主人公の叔父と、その叔父が大戦中預かって移送していたピカソの作品群ををめぐって、(下)に話が続いていく。下巻に期待。

2015/08/09

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