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生き方の鑑 辞世のことば (講談社+α文庫)

生き方の鑑 辞世のことば (講談社+α文庫)

生き方の鑑 辞世のことば (講談社+α文庫)

作家
赤瀬川原平
出版社
講談社
発売日
2009-01-20
ISBN
9784062812511
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生き方の鑑 辞世のことば (講談社+α文庫) / 感想・レビュー

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たくのみ

辞世の句を残す習慣があった近世までと違い、近現代では最後に吐いた言葉が残ってしまう。「なにもない」二葉亭四迷、「泣いてもいいよ」夏目漱石、「おい、抱っこしてくれ」大宅壮一。ちょっと格好のいい、短いフレーズがカッコいい。「1年半、もし短なりと言わせんとせば、10年も短なり、100年も短なり」中江兆民、「余死するとき、葬式無用なり」永井荷風。「いつ死んでもありがとうや」大西良慶、「私の墓は、私の言葉であれば十分」寺山修二。その人の生き様を示す辞世の言葉、自分も考えておこう。

2016/03/31

green

時代時代の人の想いを少しずつでも感じることができた。昔のことばでは十分理解できないものばかりですが、説明を読んですこしは理解できた気になることができます。手元に置いておきたい1冊。

2014/11/11

えみりおん

最近身近な者が亡くなり看取ったのですが、彼が最期に何を言いたかったのかとよく考える様になりました。勇気づけられたのは、大和・飛鳥時代から人の心は殆ど変わっていないのだという事。辞世のことばに限らず、先人の言葉は今を生きる私達に大きな指標となるのだと改めて思わされました。

2012/02/07

サヤコ

「辞世の句を集めた本を読んでみたい」と思っていて、まさにその理想に近い本でした。大和・飛鳥時代から昭和末まで日本の偉人や一般の人も含めた275人の辞世のことば、死の直前のことば、死を意識したようなことば等が紹介されています。その人の簡単な説明や死に至る経緯も載っているので勉強にもなる。内容が重すぎて一度では読みきれませんでした…。特に戦争のあたり。切なすぎて…。穏やかなイメージのある人の言葉がなかなか激しくて意外だったり、文化人の言葉は粋だったりと、結構興味深かったです。何度でも読み返したい本です。

2011/09/19

へたれ王子さま

先人たちの死を無駄にしないためにも読んだ方がいいかな。

2009/11/12

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