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囲碁殺人事件 (講談社文庫)

囲碁殺人事件 (講談社文庫)

囲碁殺人事件 (講談社文庫)

作家
竹本健治
出版社
講談社
発売日
2017-02-15
ISBN
9784062935937
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囲碁殺人事件 (講談社文庫) / 感想・レビュー

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三代目 びあだいまおう

『涙香迷宮』がすごく面白く、その源流とも言える本作に興味。IQ 208の天才囲碁棋士智久は好奇心旺盛な12歳、まだ幼気な少年。『碁の鬼』槇野が君臨する囲碁界の1つの頂『棋幽』挑むは若手の『精密機械』氷村!氷村圧勝の第一戦を経、大混戦の第二戦、膠着の扉をこじ開けたのは槇野の奇跡の一手、歴史に残る神手!その槇野が翌日首なし死体で発見される!智久の推理はいかに?執筆当時の著者は20代前半、難解なモノをよく読みやすくかけるもんだ(驚) 犯人と動機、そりゃ「あなた」以外に誰も解りませんよ!智久の成長が楽しみ‼️🙇

2019/04/30

buchipanda3

新井素子さんの囲碁本で日本推理作家協会囲碁同好会というのを知り、その中でも竹本さんが強いということでこちらを。「涙香迷宮」で活躍する天才囲碁棋士・牧場智久の少年時代が描かれる。事件は棋幽・槇野九段の首無し殺人。なぜ首を斬ったのか、鬼をかたどった詰碁の暗号の意味は、などの謎がひも解かれていく。囲碁の考え方を絡め「部分にこだわらず、全局を見よ」という推理から浮上した側面に設定と伏線の妙を感じながら合点、楽しめた。牧場は少年らしいキャラだったなあ。併録の短編「チェス殺人事件」は終わらせ方に面白味を感じた。

2021/01/11

KAZOO

著者の「涙香迷宮」が結構話題になったので見直されてこの著者をはじめとする3部作などが再刊されたようで再度手に取ってみました。囲碁の知識がほとんどなくても楽しめます。昔ながらの純粋推理小説という感じで懐かしく感じます。昔読んでいた「幻影城」という雑誌を思い出しました。

2019/06/22

よむよむ

このミス第一位の「涙香迷宮」を読もうとしたところ探偵役を務める牧場智久がシリーズキャラと知り初出の本書を読んでみた。IQ208という1000万人に一人の頭脳を持つ天才小学生棋士智久。脇を固めるのは大脳生理学者の須堂と助手で姉の典子。囲碁タイトル戦を見にいった先で首無し死体と遭遇し事件に巻き込まれ犯人探し、と展開はベタ。囲碁のルール満載で暗号として提示される棋譜もよくわからないが、智久や須堂と愛すべきキャラで何となく読み終わる。順番通りに読まないと気持ち悪い性質なのでゲーム3部作あと2作を読むことにしよう。

2017/07/11

三代目けんこと

初・竹本本。40年前の作品で、とくに大きな山場もなく、静かに収束していき、個人的には残念本。ゲーム三部作で、積読本である「将棋」と「トランプ」に期待するべきか…、それとも「このミス2017年」1位の『涙香迷宮』へ進むべきか…。とりあえず竹本本は、いったん休憩としよう。

2020/02/20

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